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クラシックギターにとってのクレシェンドを考える

今日はギターでクレシェンドをどう表現するかに関して考えてみたいと思います。ギターという楽器の特徴の一つは、撥弦後に音を大きくすることができず、減衰していくのみであると言うことです。バイオリンのような擦弦楽器やクラリネットのような管楽器であれば、時間経過に沿って物理的に音量を大きくすることができるため、大きく異なる点であると言えます。

音の自然減衰。これは、クラシックギターを魅力的にする特徴です。しかし、「クレシェンド:だんだん強く」という表現に対するアプローチを難しくしています。この点を、少し詳しく見てみましょう。


そもそもクレシェンドの意味は
クレシェンド(crescendo、cresc.)、は「だんだん強く」を意味する強弱用語で、「成長しながら」という語源を持ちます。「だんだん大きく」ではなく、「だんだん強く」と訳されているところが興味深いですね。「f:フォルテ」の意味を聞かれると、みなさん自然と「強く」と答えると思うんですよ。「大きく」ではなく、「強く」。クラシックギターのようなアコースティック楽器であれば、撥弦を強くすれば音は結果として大きくはなります。ただし、音を大きくすればいいってものではなく、音楽を力強くすることが本来の目的であることを忘れてはダメですね。クレシェンドも同じで、だんだん大きくしようとして音のまとまりがなくなったり、瞬発的になりすぎて音に芯がなくなったりしないよう注意が必要です。


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プロアルテ正規品の確認方法

※2019/09/13 本日、プロアルテノーマルの新品に弦を張り替えるに当たり、下記内容で正規品かどうかの確認を行いました。結果は無事正規品とのことで、安心して使用できます。

もしも模造品であれば、その入手経路をダダリオに通報することが販売・顧客双方のメリットになります。慣れれば3分もかかりませんので、少し面倒かもしれませんがしっかり登録を行うようにしましょう。模造品を通報した場合は、替わりに正規品を送ってサポート対応してもらえます。※


先日「プロアルテの粗悪品?偽物?にご注意を」という記事を書きました。粗悪品は3弦が白濁し、かつ弦のパッケージングも異なる、ということを写真付きで紹介しています。

今回はその続きで、シリアルナンバー(ダダリオ用語でPLAYERS CIRCLE CODE)を用いたダダリオ社プロアルテの正規品/模造品識別方法を説明します。
全部で5ステップの簡単な内容です。

1. サイトアクセス
ダダリオ社は日本では代理店サイトしか存在しませんので、米国ダダリオ社のサイトに接続する必要があります。
まずはダダリオ社の下記サイトにアクセスしてください。
http://www.daddario.com/PlayReal.Page

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[手工ギター紹介] 野辺雅史ギター

※2019/5/22 追記再投稿※
私が今主に使用しているギターは、この記事を投稿した当時から今も変わらず、野辺ギターです。正確には、野辺雅史さんのギターです。お父様の野辺正二さんも、すでに他界されていますが有名なギター製作家であられたため、単に野辺ギターと言うと混同されることも多いですが、私のは息子さんのギターですね。

その特徴は、下記元記事にもあるように倍音成分の少なさで、その結果として和音の分離性がよく、また遠達性にも優れていると感じています。「あしゃお君の演奏を聞いて野辺ギターを欲しいという人が何人もいるんだから、自分の音に自信持ちなさいよ」と私の師匠猪居信之先生がよく言ってくださります。お世辞とは言え嬉しいなぁ、と話半分で受け取っていましたが、先日、本当に「あしゃおさんの演奏を聞いて野辺ギターを買いました」という方に直接お話を伺うことができて、これはちょっと、本当に、だいぶめっちゃ嬉しかったですね!(どないやねん)

ギターが持ち手を育て、持ち手がギターを育てる。そんな好循環を今後も続けていけたらなぁ、と思っています。
ちなみに、私が張っているのはプロアルテ ノーマルテンションです。これまで、ドーガル社ディアマンテ ノーマルや、サバレス社ニュークリスタル・カンティーガなども試してみましたが、私の野辺ギター+私の弾き方とはあまり相性がよくなく、結局プロアルテを使用しています。


※以下元記事となります※

私が今使用しているギターは、野辺雅史さんの2004年製作楽器です。

それまで使っていた桜井ギターは、大きないい音がするのですが、逆に繊細さには欠けるところがあって気になっていました。よく言うと「調子が悪くてもそれなりの音を出してくれる」のですが、悪く言うと「音を出したくないときも出てしまう」と言う感じです。どんなときでも桜井ギターの音を響かせてくれて、弾き手や弾き方を選ばないところがあったのです。

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クラシックギターの特徴とは何か

先日、アコースティックギターやエレキギターを演奏する後輩と話す機会があり、その時彼に「アコギとクラギの1番の違いを聞かれたら、なんと答えますか」と聞かれました。

難しく悩ましい質問ですね。

少し悩みましたが、私の答えはこうです。「1つの音符にどれだけ真剣に向き合うか」

エレキ、アコギとクラギ。例えばネックの太さが違います。使用する弦の素材が異なります。音色が違います。では、そのどれがが決定的な違いなのか。

実は、そういったものは「結果として」の違いに過ぎないのではないか、と思います。その根本にあるのは、どれだけ楽譜に向き合うか、この楽譜になった必然性にいかに想いを馳せ、それを実現するか、なのではないかと。

ある和音をその構成にした理由、このテーマを1回目と2回目で微妙に変更した根拠。そう言ったことに気を配れば、それに応える方法として、もしかしたらガットギターよりもアコースティックギターの方が適していることもあるのでしょう。

ジャズのような即興演奏や、演奏者の好みに委ねられるコードネームに従ったストローク。そう言った、偶発的要素に魅力を感じるか。それとも、1つのオタマジャクシにつながる必然性に美を見出すのか。この2つの姿勢に、優劣も対立もありません。けれども、クラシックギターを続けるには後者を理解するメンタルが必要になるのではないか、と私は感じます。

もちろん、楽譜に内在する必然性は、演奏の偶発性を否定するものでは一切ありません。むしろ、「4分33秒」で有名なジョン・ケージなどが目指した世界は、舞台演奏を行う者はみな敬意を払って向き合い方を考えなければならない命題である、とすら思います。

それでもなお、楽譜と作曲家、あるいは編曲家にとことん向き合う真摯さ、それこそが、クラシックギタリストをクラシックギタリストたらしめる重要な要素なのではないか。そのように思います。

これからの自分のギター人生に、自戒と期待をこめて。麻尾

ギター調整

私は野辺雅史さんの手工ギターを使用しています。野辺さんは埼玉県に工房を構えられてますが、定期的に関西にも来られています。先月私の通っている猪居ギター教室にも顔を出してくださったので、調整していただくためにギターを持参しお会いしてきました。

私がこのギターを購入したのは2007年で、ちょうど10年になります。フレットの劣化などもあり、10年はちょうどいいタイミングかなと言うのもあって一度工房に持ち帰っていただき全体的な修理をしていただきました。そのときの忙しさにもよると思いますが、今回は約一週間で修理と宅配まで行っていただきました。

届いたギターを開けるときはなかなかドキドキしましたね。ケースを開けると、フレットはピカピカ!で見た目が綺麗に。弾いてみると、全体的に音がすっきりして、また高音フレットが弾きやすくなりました。ずっと同じギターを使用していると、緩やかな経年劣化には気づきにくいものですね。今回思い切って調整をしていただいてよかったなと思います。購入後どのくらい経てば、と言う明確なラインはないかと思いますが、5年/10年とある程度の年月を経た楽器を使用している皆様には調整をお勧めできますね。

お会いしたときには、ギター制作を常に進化させようと色々な挑戦をしてらっしゃる話や、材料の確保が年々難しくなってきている話など、興味深い話を聞かせていただくことができました。また、野辺さんがお持ちになっていた新作ギターを触らせてもらい、非常にいい音がなるため欲しくなっちゃいました。今のギターを使い始めてからおそらく初めて?の浮気心です。。w 同じ製作家だからセーフ??