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いい音を出すための練習

コンクールが終わって、今取り組んでいることは大きく二つあります。

①ポンセ「組曲イ短調」の譜読み。以前ジーグだけは弾いたことがありましたが、それ以外は手つかずだったので、全曲挑戦しようかと思い譜読み中です。プレリュードを読むには、旋法とかに詳しくなった方がいいのでしょうか・・。といいながら、モンポウのコンポステラ組曲も楽譜買おうか悩み中・・。
②基礎練。特に音の出し方を根本から見直してみようと思います。コンクールが終わった瞬間は、次に何から始めるか正直悩みましたが、いろいろな方と話し、またアドバイスをいただくなかで、右手の使い方を課題としステップアップできるようにしたいと考えました。

②に関して具体的に取り組んでいることを列挙します。
・右手の脱力、ストレッチと拡張
  ⇒これまで、左手に関しては脱力と拡張をかなり意識してきましたが、右手に関してはあまり真剣に取り組んでいませんでした。しかし、右手でいい音を出すためのアプローチを考えたときに、大元にある動かし方は同じかもしれない、と考えるようになりました。その観点で自分の右手の状態を観察してみると、左手と比較して明らかに固い。右手でできる動作や脱力ができていないようです。日々の暮らしの中で、右手をうまく使えるように感覚を鋭くしていこうと思います。
・骨と筋肉の仕組みの勉強
  ⇒まぁ、これは正直見てもよくわからないのですが・・とりあえず、絵として自分の手の中がイメージできるように図書館で借りた本を眺めています。繰り返し眺めていると、これまで難しすぎて理解できなかった、いや理解する気にもならなかった「ギター演奏法の原理(カルレバーロ、高田源太郎訳)」のことがわかりそうな気がしてくるから不思議です(わかるとは言っていない)。
・音の聞こえ方を変える
  ⇒ギターを弾いた時の音を、反響で聞けるような耳と頭の使い方をできるようにしたいと考えています。これは、本当にやり始めたところなので、できるようになるのか、なって効果があるのかはまだわかりません。
・ギターの振動を感じる
  ⇒表面版やボディの振動を感じる。これまでも、「よし、振動を感じるぞ!」を思ったときにはしていましたが、普段から感じられるように、曲の演奏中に意識の隅で振動が理解できるようにしていきたいと思います。

効果が実感できるようであれば、方法をもう少し詳しく紹介できるようにしたいと思います。

テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

tag : 日記, 演奏・練習のコツ,

武井壮さんのトレーニング理論

本記事は、2013年8月22日に投稿した記事の再投稿です。最近連続で投稿している、譜読みや暗譜に関する気付きのネタです。

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武井壮さんと言う方をご存じでしょうか?
百獣の王を目指してトレーニングをしているタンクトップの芸能人です。あらゆる動物との戦いを想定したシミュレーションをしているとか、一日45分しか寝ないとか、もうこの時点でそう言うキャラで売っている人なんだな、と言うある意味色眼鏡で見ていました(失礼)。

ところが、先日新聞に載っていたインタビュー記事を読み、トレーニングや運動競技に関してはかなりの理論派であると知りました。

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テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

tag : 演奏・練習のコツ,

クラシックギターに暗譜は必要か

皆さんギターを演奏する機会には、暗譜で臨まれますか?それとも楽譜を用意して演奏されますか?

私は暗譜派です。しかし、世の中には譜面派もいらっしゃいます。以前敬愛するギタリスト大萩康司さんにお話をお伺いした際には、基本は譜面を見ることが前提、と言われました。理由は明快で、全部覚えているとステージをこなしていけないから、とのことです。その時おっしゃっていた、直近1ヶ月のステージ数と新譜数は、あしゃお比5年分以上、下手したら10年分くらいありました。。そりゃ無理だ、、

トッププロと比較してもあまり参考にならないかもしれませんので、別の切り口で考えてみたいと思います。

みなさん、本の朗読をすることになったら、どうしますか?それが、一世一代の間違えられない機会だとしたら。

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テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

tag : 音楽論, 演奏・練習のコツ,

ステージ演奏にあたっての心得

今日は演奏会やコンクールなど、ステージで人前演奏をする際の心構えを書いてみたいと思います。演奏そのものに関しての配慮に対して、その前後を含めてステージを最大限いいものにするためのアプローチ、と言うのはなかなか話題にする機会がないように感じます。多くの楽器に共通するようにも思いますが、ケースの話や足台、調弦関係はギターならではでしょうか。

以下、0. 前日~7. 振り返りまで、ステージを迎えるにあたってのステップに分けて思うところを綴らせていただきます。

0. 前日
ゆっくり寝てください。暴飲暴食禁止!

1. 当日の移動
打ち上げに参加することを考えてなるべく電車で向かいましょう(謎)。移動時、手に負荷がかからないようにギターケースの持ち方に気をつけましょう。基本的には、手で持つのではなく、ストラップを使って肩から掛け、手で軽く補助することが望ましいです。
あと、たまにギターケースを自立させている人を見かけますが、これはNGですよ!コケたらめちゃくちゃ後悔します。。

2. 控室での準備
ポイントは、「控え室ではあまり弾かない」ことです。軽いストレッチや基礎練習、爪を整える以外は、難所の確認くらいで十分ではないでしょうか。むしろ、逆に控え室でいい演奏ができればできるほど、本番で細かい傷がネガティブ要素になり、足を引っ張る様に思います。加えて、当然ながら弾けば弾くほど疲れます。なかなか練習時間があまり取れない人は特に、普段の練習時間を越えて控え室で弾いてしまわないように気をつけましょう。疲れが蓄積されて悪影響の元になります。

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テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

tag : お役立ち情報, コンクールの傾向と対策,

ストレス反応の正体を知る

個人的ブログ強化月間ということで、「ストレス反応の正体を知る」と題し昨日のブログの続きです。

外界からの刺激によりストレスを感じると、人間は「闘争-逃走反応(Fight-Flight Response)」というと呼ばれる反応を示します。これは、人間がまだ自然界に生きていたころからの名残で、動物が天敵と出会ったとき、身を守るため戦う、あるいは逃げるという行動を取りやすくするための反応と考えるすると理解しやすいものです。

例えば、演奏活動に影響するものを取り上げると、
呼吸:酸素を取り入れるために速まる
心拍:栄養と酸素を含んだ血液を全身に送り出すため、早くなる
末梢血管:闘って傷を負った場合に備え収縮し、手足が冷たくなる

もちろん、ストレスによる反応は悪いことだけではありません。このような反応を起こす大元は、副腎皮質から分泌されるアドレナリンです。アドレナリンは、ドーパミンなど他の脳内物質分泌のきっかけにもなり、注意力や集中力が増す、と言ったことが挙げられます。しかし、どうしても悪い方に目が行きがちですよね。このストレスによる反応には、困った悪循環があります。

脅威を認識する
⇒闘争-逃走反応が起こる
⇒身体の緊張反応が起こる
⇒緊張反応を新たな脅威と認識する
⇒闘争-逃走反応が起こる
⇒身体の緊張反応が起こる
⇒緊張反応を新たな脅威と認識する
⇒・・・

さらに問題を大きくするのは、脳が外的脅威と内的脅威を区別しないという性質です。このため、「こないだの演奏会では見事に失敗したなぁ・・」と言った悪い記憶や「今日失敗したらどうしよう・・」という将来への不安も、闘争-逃走反応が起こる要因の一つととなりえるのです。

舞台での緊張に対処する第一歩は、このような反応が起こることを悪いとは捉えず、起こって当然と認知すること、そして、ストレス反応の悪循環を断ち切ることです。そのうえで、緊張を和らげるためのアプローチと、緊張した状態でパフォーマンスを出す準備を適宜織り交ぜる、ということですね。

緊張を和らげる直接的な方法には、例えば「筋弛緩法」と呼ばれるものがあります。わざと筋肉を収縮させ、そのあと弛緩させることで緊張を和らげる、というものです。これは職場ストレスなどへのメンタルヘルス対策としても有効なものですので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

緊張した状態でのパフォーマンスを上げる練習として一例を上げると、本番で演奏したいテンポ設定に対して①速いテンポ ②正しいテンポ ③遅いテンポ それぞれで演奏できるように準備をする、という方法があります。舞台で緊張してしまうと、心拍もあがりテンポも自然と早くなってしまいます。それに対処するには、①速いテンポになっても指がもつれないよう練習をしておく。

ここまではある種普通の練習です。ここから先がさらに重要なのですが、本当は②正しいテンポで弾きたいのですから、敢えて手綱を抑えて遅く弾くよう意識しなければなりません。これが、その練習していないと案外難しいんですよね。指の動き任せて曲を記憶していると、遅く弾こうと思うと逆に難しくなって止まってしまう場合があります。そこで、思っているより③遅いテンポで演奏する練習が効いてくるわけです。


人前での演奏を目標の一つに置いている人は、演奏面でのスキル向上だけでなく、メンタル面での状況分析と改善策を持つことが非常に有用ではないか、と思います。


参考文献:
・メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキスト 第4版(大阪商工会議所)
・自分でできるマインドフルネス(マーク・ウィリアムズ、創元社)
・もっと音楽が好きになるこころのトレーニング(大場ゆかり、音楽之友社)

PS:こんな偉そうに書くとお前何様やねん感がでますが、私も舞台では普段からは考えられないミスをしてしまいますけどね。。

tag : 演奏・練習のコツ, お勧めの本,

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