2010/08/31
サンバースト
このブログでは、自分の演奏以外にも、私の好きな曲の紹介を書いていこうと思います。第一回として、私がクラシックギターの世界にはまるきっかけとなった曲を紹介します。
Sunburst サンバースト
作曲:Andrew York
”サンバースト”とは雲間から強く照りつける太陽の光のこと。
この曲は、村治佳織さんのアルバム「CAVATINA」の一曲目に収録されています。(コチラから試聴できます)
初めてこのアルバムを聞いたときはまだ高校生のときでした。そのころは父親の持っていたクラシックギターでポップス曲を弾いているような状態で、クラシックギターには全然詳しくありませんでした。今となっては、どうしてその頃にこのアルバムを手に入れたのかもよく覚えていません。耳覚えのよいメロディーを気に入って覚えている程度でした。しかし、その時はこの曲に関して大きな勘違いをしていました・・てっきり二人以上で弾いていると思っていたのです。
その後、大学に入って間もないとき、サークルオリエンテーションでクラシックギター部の紹介に足を運んだ私はこの曲に再会し、「この曲は一人で弾けるものなんだ!!」と衝撃を受けました。そして、「俺もこの曲を弾けるようになりたい!」と思って入部を決意したのです。これが、私がクラシックギターに本格的に演奏し始める第一歩となりました。
大学生活ではクラシックギターにのめり込みました。この曲もそれなりに演奏できるようになり、3回生のサークルオリエンテーションでは、「今度は自分が、ギターの素晴らしさを新入生に伝えたい」との思いからこの曲を演奏しました。今となってはいい思い出です。ちなみに、その後クラブの先輩の結婚式でもこの曲を演奏させていただきましたが、そのときは緊張でかなりきわどい演奏をしてしまい・・(本当に申し訳ない!!)、それ以来人前で弾いていません(汗)。
クラシックギターに詳しい人や音楽を長くやっている人には、ヨークの曲に関して「深さがない」とか「弾いていると飽きてくる」と言ったようなネガティブな捉え方をする人がいます。私も最近になって、良くも悪くもそう言う側面を感じるときがあります。しかし、初めて聞いたときの耳なじみのよさ・明るさ・華やかさはやはり素晴らしいの一言です。
(余談)
高校生のころはエレキギターをメインでやっていて、X-Japanのhideさんモデルのギターを使用していました。モデル名は「MG-130Sモッキンバード、チェリーサンバースト」でした。これも何かのだったの縁かな・・