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猪居ギター教室レッスン(10/27)

先生と話をして、12月に行われる猪居ギター教室定期演奏会の演奏曲を決めました。
普段はもっと早くに曲を決めて弾きこむようにしているんですが、今年はなんか色々弾いているうちに時間が過ぎてしまっていました。。

結局、ガボット・ショーロ Gavotta-Choro((エイトール・ヴィラロボス Heitor Villa-Lobos)と、二つのワルツ DEUX VALSES(クレンジャンス KLEYNJANS)の二曲を演奏予定です。
ガボットショーロは、昔から暗譜はしていたもののあまり弾きこんでいない曲だったので、しっかり取り組みたいと思います。二つのワルツは運指などそんなに難しい曲ではなく、比較的初心者の方も弾く曲だと思います。こう言った曲こそ、しっかり表現する技術を身につけたいと常々思っているので、今回挑戦することにしました。

○ガボットショーロ
・弾くの自体が久しぶりだったこともあり、全体的にあっぷあっぷ・・
・二拍目にアクセントを感じること。ただし、それで焦って音を詰めてはいけない。
・和音を聞こうとするのはいいことだが、そのせいで和音をばらけて弾きすぎているので注意すること。
・クレシェンド/デクレシェンドしたいところは、わかるが表現が弱い。するならもっと思いっきり。頂点、底をどこにするか決めておく。
・フォルテ/ピアノも思い切って。
・転調の二個目は、AではなくF#m。最初の音から哀しい雰囲気を出す。
・F#mパートの最後は、しっかりrallする。ハーモニクスの後、焦らず落ち着いて。

○二つのワルツ
1.VALSE CHORO
・後半(メロディが低域になるところ)は、音をしっかり止めて混ざらないように。
・Bm7→B7→Eのところの、緊張と解決をわかりやすく。

2.VALSE FRANCAISE
・こちらは、メロディーをあえて切らずに伸ばすとよい。音符にスラーがついていることから、わざと音を重ねて響きを楽しむ(Valse Choroで音を切るのと対比)
・4小節目のデクレシェンドをうまく表現するには、最初のファをはっきりと撥音する。後は下降ラインを表現すれば、自然とデクレシェンドになる。
・10小節目から、低音の下降(ソ#→ソ→ファ#→・・・と順に続いている流れ)をしっかり意識して聞かせる。
・11小節目の最高音(ファ#)は、強く出しすぎずに抜くくらいの方が、旋律を歌える。




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岩崎慎一先生公開レッスン(2010/10/24)

10/24に岩崎慎一先生の公開レッスンを受講しました。

受講曲は、思い出の組曲(J.L.メルリン)より「5.エヴォカシオン」と「6.ホローポ」(作曲メルリン) です。
ホローポのリズムを主に見ていただきました。途中岩崎先生がホローポの伴奏を弾いてくださって、非常に楽しかった。弾いている間に自然と笑みがこぼれてきまして、「これこそ音楽なんだー」って叫びたくなりました。w
先生の、「(このホローポの重奏で)一緒に営業行きましょか」の一言が冗談でも嬉しかった^^

○エヴォカシオン
・こう言った曲はある程度自由に弾いたらよい。ただし、「パルス(拍)」は失わないこと。例えば、遅くするところはその前から徐々に遅くし、戻るときも徐々に戻る。
・ピアノを目立たせるためには、フォルテを有効に使う。

○ホローポ
・2拍子と3拍子が合わさってできている。
・民族音楽のホローポでは、「クアトロ」と呼ばれる弦4本の楽器が常に2拍子で伴奏をつける。そこにアルパなど他の楽器が2拍子や3拍子のメロディを即興的に入れてポリリズムを楽しむ。
・よって、実際には「2拍子と3拍子が合わさっている」と言うよりも、「2拍子の上に3拍子が乗ってくる」と言う方が近い。
・上記のようなリズムを感じるために、2拍子でメトロを鳴らしながら自分は2拍子と3拍子を混ぜて弾くという練習も有用。(ここで、岩崎先生が2拍子でコードをならしてくださり、そこに私がホローポを重ねて演奏。めちゃ楽しい!)
・各小節が2拍子か3拍子か認識し、それをしっかり打ち出す(小節によっては、旋律は2拍子でベースは3拍子など両方が混ざっているところもある)
・形式としては、ロンドのような構成。主題となる旋律が、異なる旋律を挟みながら何度も繰り返されている。(A-B-A-C-A-D-Aのような形式。Aの部分が主題)
・ところどころに出てくる「同一5音の連打」は、A主題をうちやぶって展開させる力を持っているので、強めに、ある程度の意外さを感じさせるように弾くとよい。

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レッスン(10/20)

10/20 猪居ギター教室レッスン

他の生徒さん用にと、野辺雅史さんの新作ギターが届いていたのを試奏させてもらう。低音の伸びはよいが、作製されたてと言うこともあって、高音はまだ響かない。先生曰く、「音の要素がいっぱい詰まっているから、弾いているうちにどんどんいい音がなるようになるのがわかるでしょ?」とのこと。すみません、私にはそこまで未来が見えません・・。確かに、言われてみれば要素が詰まっている気はする、ような気もする、のかな。
ただ、これまで野辺ギターを触ってきた経験と、低音がいい具合になっていることから、高音がこれから伸びてくるであろうことは確かに想像できる。

前回のレッスンから半月くらい空いてしまっていたので、色々話がはずんでしまい。
結局、試奏からギターの音の話やタッチの話をして、その後で新井先生のレッスン(10/2)を受講したときの話をしていたら曲を弾き出す前に時間が半分以上経ってしまった。。。


10/24に岩崎慎一先生の公開レッスンを受講させていただけることに急遽決まったので、受講曲を相談しメルリン作曲の思い出の組曲より「5.エヴォカシオン」と「6.ホローポ」に決定。レッスンを受けた。

5.エヴォカシオン
・メロディの始りに注意する。開放弦からの場合は特に丁寧に。
・低音の流れをしっかり出す。
・最後のシの音から、ホローポの最初の3小節に繋がっているので流れを切ってしまわないように。組曲1つ目のエヴォカシオンと比較して、5番目では最後が和音でなく短音でフェルマータが入っていることに注意。

6.ホローポ
・2拍子と3拍子の部分の区別をつけて、それぞれをしっかり聴かせる。
・全体的に、スラーを急いでテンポが乱れないように注意する。
・和音にパーカッションが入るところでは、付点四分音符をしっかり伸ばしてリズムを作る。

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「次」を意識して演奏する

ギターを演奏するにあたり、「左手をどうやって押さえよう」や「早弾きをしたいけれど、右手が追いつかない」などと言う課題は、誰しも突き当たります。ギターの難しさは、こう言ったところにあると思いがちですね。

上記の様な課題は、もちろん難しい問題です。とはいえ、「これが課題だ」と意識できたあなたは、そんなに未来を悲観することはありません。むしろ、あなたには明るい未来が待っています!後はその課題の解決方法を考え実践すればいいわけですから、この課題はもう解決の一歩手前です。本当に難しいのは、今の自分にとって何が課題かを理解することです。


クラシックギターを練習するにあたって、気づきにくいけれど大切なことの一つに、「弾いていない指をどうするか」があります。

例えば、
 ・左手で押弦に使用していない指
 ・右手で撥弦した後の指
 ・右手で次に撥弦に使用する指  などなど。

演奏にあたって、「今弾いている音」「今動かすべき指の場所」に関しては、比較的簡単に意識をはらえます。そこを注意しないと音が出ませんから当然ですね。しかし、ミスの少ない演奏をするには、いかに「次に弾く音」を想定し、準備しておくかが非常に重要です。そのために大切なことは、「演奏に直接関与していない指」を適切に準備することです。

普段の練習や譜読みの段階から常に「次」を意識し、「演奏していない指」を準備するくせをつけることで、演奏の精度は見違えります。もし「いくら練習してもミスが思うように減らない」と困っている方は、このポイントに気を付けて練習してみてはいかがでしょうか。
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車の中でかくれてキスをしよう(クラシックギターソロ)

車の中でかくれてキスをしよう
作曲:桜井和寿
編曲:田嶌道生



Mr.Childrenの初期の名曲ですね。この曲が収録されたアルバム「Kind of Love」はなんと1992年発売でした!20年近く前になるんですね・・。クラシックギターを始めたのころに、この曲を夢中で練習したのがついこの間のようなんですけど。

君は泣いてるの?それとも笑ってるの?


ここのところアップロードする曲がポップスに偏ってしまっているのは、クラシックギター曲に対しては完成度を求めてしまい、納得するのが難しくなってしまうからです(--;)
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新井伴典先生の公開レッスン(10/2)

10/2(土)に、新井伴典先生の公開レッスンを受講してきました。

新井先生のレッスンはこれまでにも何度か受講させていただいています。音楽的解釈の観点、およびクラシックギターに適した奏法の両方から、楽曲をどのように弾くべきかを明瞭に指導してくださりいつも非常にためになります。

今回の受講曲はパッサカリア(S.L.Weiss)です。

まずは、私が練習していた楽譜が原曲と違いすぎててよろしくない・・と言うところから始まってしまいました汗。
○ポイント
・カデンツ(IV→V→Iの解決)で、ヘミオラのリズムを出す。
・カデンツのIVの和音では、6度の音(ミ)が隠れているのを感じとり、明るすぎない響きにするとよい。(28小節目では明確にミの音が記載されているので、他の変奏部分でもそれを意識する)
・16分音符のスケールでは、意図的に異なる弦を用いて残響効果を利用する。(22小節目~)
・リュートの感じを出すために、フィゲタ奏法(リュートの奏法:pとiを交互に弾く)を効果的に使用する。(特に29小節目~)
・リュートでは今のクラシックギターほど音を伸ばすことができなかったので、長い音符の箇所では適宜装飾音をいれていた。ギターでそれをしてみてもよい。


今回も非常にためになるレッスンをしていただけました。新井先生ありがとうございました。別の編曲を入手して再挑戦しようかと思います。(思いますが、今までのバージョンで結構な時間をかけて練習していただけに、なかなか腰は重いかも・・)
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