2015/02/05
恋の歌
2/4 猪居ギター教室レッスン
遅れていったため、レパートリー維持の目標を兼ねて小品を幾つか見てもらうことにする。
佐藤弘和さんのシンプルソングを弾いていると、先生曰く、出だしは女性と男性の掛け合い、会話に聞こえるとのこと。
うん、確かに。そう捉えると、一気にイメージが舞い降りてきた。その一点で、繰り返し時にどう変化をつけよう、とか、似たような旋律なのに微妙に違う箇所をどう弾き分けようといった悩みが一気に転がった。
終わってしまった過去の恋愛を、全てを消化し落ち着いた心で振り返る感じ。
イメージ繋がりで、ノイマンのラブワルツは消化しきれない現在進行中の失恋だと思う、という話でも先生と盛り上がった。めちゃくちゃ楽しかった。
で、勢いで演奏してみたところ、私のイメージは怨みや嫉妬で、先生の場合は未練で微妙に異なることもわかった。
曲の解釈や表現には色々なアプローチがあるけれど、私には、こう言うイメージを一つずつフレーズに落とし込んでいくやり方があっているかもしれない。
正しい/間違っているとは別の、こう弾きたいと言う尺度で確信を持つことは、演奏を深く豊かにするように感じる。
そうして振り返ると、自分の過去の演奏でよかったと思えるもの、よかったと言ってもらえたものは、良くも悪くもイメージ先行の曲作りが多かったかな。
遅い時間に気力を振り絞って一体レッスンで、大きな気付きを得られた!非常にありがたい日となった。
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