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スランプ

夏季休暇も終わりました。友人の結婚式の演奏、デイサービスセンターでの演奏も終わり、11月に結婚式で演奏する以外は大きな予定はなくなりました。また結婚式で弾くんかい!と自分で突っ込んでおきますが。。

大きな予定がなくなったので、新曲の譜読みや練習曲の練習(馬から落馬みたいですね・・、でも、練習曲を練習するは、他に言い方がないような・・?)に精を出したいところです。ですが、どうもスランプに陥ってしまったようです。何と言うか、譜読みをする集中力が持たないのです。あと、長い曲を弾くのも持たない。途中で止めたくなってしまいます。

学生の方や若い方、ギターに取り組む時間がある方には、時間を作って毎日少しずつでも譜読みをする癖をつけられることをお勧めします。一つには、忙しい時期や集中力が続かない時期にも新曲に取り組むことができるようになること。もう一つは、そうやって「譜読みをした」ことのある曲の数を無理やりにでも増やすことにより、将来レパートリーに取り入れる必要が出てきた際のハードルが低くなること。メリットは大きいと考えます。私はできませんでしたが。

もう少し涼しくなったら、また調子も戻ってくると信じて、ぼちぼち頑張ります~~
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デイサービスセンターで演奏してきました

本日は、盆休みを利用して、家から車で5分くらいの近くにあるデイサービスセンターにボランティア演奏に行ってきました。知り合いが働いているセンターで、以前にも一度訪れたことがありました。今年もお盆休みに時間があれば、と言うことで有難く声をかけていただいたので行ってきました。

最初は、演奏を聞いてくださいと言うことで「愛のロマンス(禁じられた遊び)」や「影をしたいて」など、有名どころの曲を演奏し、その後は「みなさん歌いたい曲ないですかー?」と、歌本に入っているものをピックアップしコードで伴奏をしていました。クラシックギターはどうにも有名曲が少ない。音も繊細ですし、知らない曲を続けて聞いてもらうのにも集中力がいります。それもあり、ずっと私が弾いていてもしんどいかなぁと思い、カラオケ大会の伴奏でみなさん喜んでもらえればいいかな、と思いながらしていました(実際それでいいとおもっていました)。

ところが、その最中に利用者の方が、「せっかく来てくれているのに伴奏ばかりさせていては可哀そう。本人が弾きたい曲を弾かせてあげて。カラオケなんていつでもできるんだし」とおっしゃってくださいました。

ボランティアという名の押し付けになってしまってはいけない、みなさんに退屈せず喜んでもらえれば、と思っていましたが、、本音を言うとやっぱりソロを弾きたい、というのはありました。そんな演者側の我慢とか本領ではない雰囲気というのは伝わってしまったようです。ボランティアにいって気を使わせてしまっては本末転倒ですね・・。そのあとは、お言葉に甘えてほかに準備していた「千の風になって」や「ありがとう(ゲゲゲの女房主題歌)」などを、本当に気持ちよく演奏させていただきました。そして、その時の演奏は、利用者の方にも施設の職員の方にも、喜んでいただけたのではないかと(勝手に)思っています。

「ボランティア」という美しい言葉の裏には、ともすれば偽善や押しつけや甘えなどが潜んでいる(あるいは潜んでいないのに他人が勝手に見つけてしまう)場合があり、繊細で難しいものだと個人的には思っています。ですが、今回は利用者さんのお心遣いもあり、お互いに気持ち良い時間になったのでは、と思います。すごく充実した時間を私の方がもらった、そんな一日になりました。

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友人の結婚式で演奏させていただきました

先日、クラシックギター部時代の仲間の結婚式で、余興の演奏をさせていただきました。

友人からのリクエストは、「クラシックギターのよさをわかりやすく伝えたい」と言うものでした。その友人はクラシックギターがとても上手だったのですが、腱鞘炎になってしまいそれ以降はあまり弾くことができなくなってしまいました。本当なら自分で立派な演奏ができた彼が、いわば代役として私を指名してくれたのだ、と言うことで、嬉しくも責任重大でした。

友達のこだわりの「生音」をテーマにした披露宴という方で、当日はギター以外に、音大出身の方や現役ミュージシャンの方、JAZZバンドの方など錚々たるメンバーの素晴らしい演奏がありました。その最後にクラシックギター一本で登場するというなかなか緊張ものでした。

普通お酒が入っためでたい場では、悪気はなくともどうしてもがやがやしがちです。しかし、当日は演奏の前に彼がクラシックギターについて簡単に説明し、繊細さがいいんだ、と伝えてくれました。そして、今日のこの機会がクラシックギターを生で聞く初めての機会で、そして最後の機会になる人も多いと思いますが、楽しんでください、とそういったことをアナウンスしてくれました。列席の方々も静かにし襟を正して耳を傾けてくださり、非常にありがたく、そして、燃えました。燃えて、本当に最高の演奏が届けたくて、そしてやっぱり緊張はしていて、コントロールが大変でした。

大変でしたが、まぁなんとか「クラシックギターのよさ」の一端を伝えられた、と信じています。今回の精神的境地は、今後の演奏活動に向けて、大切なきっかけにできそうです。どうやら本当に演奏を届けることに集中すれば、どうも「私」なんてものはなくなってギターと曲だけが残るようです。頭ではわかっていましたが、今回肌で感じました(緊張はなくならないようですが・・苦笑)。

何はともあれ、お二人本当におめでとう、末永くお仕合せに。そして、貴重な機会をありがとう。
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