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演奏会、コンクール参加告知

先日ギター教室のレッスンにいったとき、私の前の枠でレッスンを受けてらした大学生の方と少し話をしたのですが、「どっかでお会いしたことありましたっけ?」と言う話になりまして、いやいや初めてでしょうと言いつつ話していたら、YouTubeの動画を見てくださっていた方だとわかりました。w こういう活動を通じて世界が広がるのは嬉しいものです。

4月、5月で演奏会とコンクールに参加予定です。興味のある方お越し頂けると幸いです。


●2018/4/29, 4/30 第56回猪居ギター教室定期演奏会
10年以上お世話になっているギター教室の定期演奏会です。今年は二日に分けて開催されます。私は今のところ4/30(月)の方に参加することになりそうです。両日とも、吹田メイシアター小ホールで18:10開演となります。私の演奏曲目は、アパラチアの夢(ジョン・デュアート)全楽章です。全部で5楽章ありますので少しばかり長くなってしまいますが、、長さを感じさせない色彩豊かなステージを目指して準備します。

●2018/5/12, 5/13 第43回ギター音楽大賞
こちらも、3年連続となりますが挑戦したいと思います。私のエントリーは、5/12(土)の一般部門です。演奏曲は、ギター教室定期演奏会と同じくアパラチアの夢ですが、時間制限の都合でこちらでは第4、第5楽章のみでエントリーしています。

このアパラチアの夢は思い出の曲でして、学生時代に所属したクラシックギタークラブの定期演奏会で、友人が独奏ステージとして演奏していた曲になります。なんと、もう16年も前になります、、(最近年数を数えると驚きあきれることが増えてきた・・)。当時は、自分にはとても手の出せない曲だ、と思っていましたが、16年の歳月を経て、何とか手が出せるようになりました。

あまり知名度のある曲ではなく、また民謡のアレンジ曲集ということもあってコンクールには向かないかもしれない、と正直悩みました。しかし、演奏したい曲を演奏する。自分だから選ぶことのできる曲を誰かに届ける。と言う、自分の中の原点に嘘をつかないようにしよう、ということでこの曲を携えて行きます。コンクールはあくまで手段である、と言うところで道を間違えないようにしよう、と思います。

と。こんなことはいい結果を伴うことのできる人に許される言葉であって、結果を伴わないと格好悪いだけですけどね。笑
けれど、16年前に「この曲いいなぁ、いつか弾いてみたい」と思ったあの気持ちを、今度は自分が誰かに届けられると素敵だな、と、そんなことを考えています。

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2018/1/29 松下隆二先生 公開レッスン

黄金時代が現代であったためしはない。
いつだって黄金時代は、その時代には気がつかず、後になってはじめて、「あの時は良かったな」と分かるもの、そういう意味なのだろう。もしくは、まだ見ぬ未来にだけ存在している、ということか。

~チルドレン(伊坂幸太郎)より~


というわけで、なかなか黄金時代が到来しないなぁ、と思うたびに冒頭の言葉を思い出します、麻尾です。後になって「あの時は良かった」と思うときは結構あるわけなので、今もそんなに悪いわけではないのでしょう。

少し時間が空いてしまいましたが、1/29に九州は福岡在住の松下隆二先生の公開レッスンを受講してきました。その内容を・・、とここに私が書く前に、すでに松下先生がご自身のブログに内容のエッセンスを書いてくださっている!!なんと太っ腹!非常に参考になりますので、みなさんよければご覧ください。
http://www.classic-guitar.org/blog/archives/2560

私は、ジョン・デュアート作曲の「アパラチアの夢」と言う曲を見ていただきました。この曲はアメリカ アパラチア地方に伝わる民謡を題材にした組曲となっています。事前に準備をしているうちに、クラシックギターらしく弾くのか、それとも原曲に近い感じで弾くのか、どんどん曖昧になってしまい、煮え切らない状態での受講となってしまいました。それは、松下先生の言葉を借りると、次のようになります。『民族主義的作品を扱う時、自分のとりたい”立ち位置”を確認する。可能性はふたつある。即ちその曲を”クラシックギタリストとして”アプローチするのか?あるいはそれを捨てるのか?』

自分の技術はもとより、曲にも演奏場所にも、聴衆にも色々なものを考慮にいれて立ち位置を決められれば良いと思いますが、どのような立ち位置で演奏するにせよ、それらに対応できる演奏技術の柔軟さ/幅広さと、その中で自分らしい景色を見定める、と言うことを大切にしたいと思います。

松下先生、主催の岩崎先生、お世話になりありがとうございました。

麻尾
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