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3連ラスゲアードの練習方法

福田進一先生のマスタークラスであった、3連ラスゲアードの練習方法です。
曲はトゥリーナのソナタ、第三楽章でした。ところで、トゥリーナの曲はセゴビア編があまりにも有名になりすぎ、音もリズムもセゴビア編のものが耳にこびりついているパターンが多いですね。しかし、トゥリーナのオリジナル版では”rasg.”との指示があるのみで、詳細なリズムパターンは記載がないことも知っておいて損はないと思います。

譜面上、↑(上向き矢印)が⑥弦~①弦へのダウンストローク、↓(下向き矢印)が①弦~⑥弦へのアップストロークを意味します。直観とは逆に感じるかもしれませんが、「↑」の場合、五線譜で下から上⇒音が低い方から高い方へ、でダウンストロークですね。では、練習方法です。最初から3連符すべてを入れようとしないことがポイントです。

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2019年7月17日 福田進一マスタークラス

2019年7月17日に受講した福田進一先生のマスタークラスの内容メモを共有します。
ここでは個別の曲ごとの内容は省略し、ギター練習の一般論という形で紹介します。

・まずは耳を鍛える。自分の出す音に敏感になる。さらに、耳だけではなく、指先の触覚でも感じる。
・空いた親指は低音弦に乗せておく。空いたa(薬指)は1弦に乗せておく。こうすることで手が安定し、また音も厚くなる。
・旋律を弾く際に、アルアイレで弾くかアポヤンドで弾くか、決めておく。こういったところは、考えなくてもできるように習慣化する。

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Farewell (S. Assad)

世界を代表するギターデュオ アサド兄弟の兄セルジオ・アサドによる作品「夏の庭」より、Farewellを紹介します。



Farewellは元々fare, well と言う別々の2つの単語です。fareというと運賃と言う意味が思い浮かびますが、これは、fareが旅をすると言う語源を持つからで、旅に必要なもの、という観点から運賃という意味になります。「farewell」とくっつけることで、良い旅を=さようなら、と言う意味になります。

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福田進一先生 マスタークラスを受講しました。

猪居亜美さん主催の福田進一先生公開レッスンを本日受講しました。

自分のレッスンはもちろん非常にためになり、また他の方の聴講も勉強になり、そして打ち上げもめちゃめちゃ楽しくて、最高の一日でした!^^

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"さくら"による主題と変奏(横尾幸弘) 演奏紹介および版による楽譜の差異について

"さくら"による主題と変奏
Theme and Variations by Japanese Folk Song "SAKURA"



作曲:横尾幸弘(様々な版がありますが、上記演奏は改訂版を使用しています。というか、版だけでなく、タイトルも色々言われますよね。「さくらの主題による変奏」とか、「さくら変奏曲」とか。)

日本人なら誰でも知っているさくらさくらの民謡、クラシックギター向けの変奏としては、横尾幸弘さんのものが定番です。John Williams(ジョン・ウイリアムス)の演奏で一躍有名になったということです。

以下、楽譜の版の紹介です。

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サウダージNo.3 (R.ディアンス) 演奏紹介、および旧版/新版の差異説明

※本記事では最初に自分の演奏を紹介した後、後半で楽譜の内容の紹介をしています※
Saudade No.3 (サウダージ第三番)


作曲:Roland DYENS


第53回猪居ギター教室定期演奏会での演奏です。演奏自体は、指が回らないところやもつれがあったので、少し残念でした。やっぱり、これだ!という演奏をやりきるのは難しいですね。ただし、こう言う一見して格好良く、ただ適当に弾くと何をしてるのかよくわからなくなってしまう曲にじっくりと取り組むというのはいい経験になりました。

演奏会で見ていただいた方に、「今まで見たサウダージの中で前(儀式)と後ろ(終曲)が一番長かった」というコメントをもらいました。 ・・なんでも一番になるのはいいことです(汗)。技術的に設定した速度(これ以上速く弾けない)というわけではなく、どう弾きたいかを突き詰めた結果としての演奏だったので、何か通じるものがあれば嬉しいです。

曲自体は学生のころから好きで、二楽章なんかは適当にマネしてました。ギタリストに人気があるのはもちろんのこと、ギター以外の楽器を演奏される方にもうけがよく、「ギターってこんなことできるんですね」と驚き喜んでもらえたり、一楽章(儀式)のごちゃごちゃした楽譜を見て「ひぇ~w」となったりと、盛り上がれる曲です。

以下、楽譜の紹介記事に続きます。

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あるタンゴ弾きへの哀歌(プホール) 演奏および楽譜の解釈

※2010年の過去記事二つを合わせて、一つの記事に合わせ再投稿します。※
あるタンゴ弾きへの哀歌
ELEGIA POR LA MUERTE DE UN TANGUERO
作曲:Maximo Pujol
I. CONFUSETA


II.MELANCOLIA


III.EPILOGO


アルゼンチンの作曲家アストルピアソラの死後、彼の弟子であったマクシモ・プホールがオマージュとして捧げた曲です。第1楽章「コンフセータ」は、途方に暮れた調べを意味する造語のようです。第2楽章「メランコリア」は、悲しみを表しています。第3楽章「エピローグ」では、ピアソラを彷彿とさせるメロディとリズムが奏でられます。

村治佳織さんのCD"CAVATINA"に収録されていて昔から好きな曲でした。大学のギター部では「タンゴバンド」と言うところに所属し、アストル・ピアソラをよく聴くようになったためこの曲に対する思い入れはますます強くなりました。

以下、私の解釈およびレッスンで教わった内容を書きたいと思います。

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クラシックギターで弾く涙そうそう

※2012/12/8の記事の再投稿です。※
涙そうそう


作曲:BEGEIN

涙そうそうは、涙がぽろぽろこぼれ落ちる、と言う意味の沖縄方言だそうです。歌は、本家BEGINさんの他に、作詞者でもある森山良子さんによるものも有名ですね。私は夏川りみさんの歌でこの曲を知りました。お三方とも、沖縄出身のミュージシャンですね。

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2011/4/9、4/10福田進一先生 公開レッスン内容

※2011/4/15に投稿した本記事ですが、来週7/16に縁あってまた福田進一先生の公開レッスンを受講できることになったのを気に再投稿致します。関係者のみなさま宜しくお願い致します。

以下、過去記事になります。受講はもちろん、聴講も非常に勉強になりますよ。※


2011/4/9、4/10に受講しました、福田進一さん公開レッスンでの内容をアップいたします。
二日間ハードなスケジュールの中、精力的にレッスンをしてくださった福田先生には感謝です。
また、主催してくださった大阪ギタースクールさんにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

大切なことをたくさん教えていただきました。全て大切なのですが、長くなってしまいますので最初に自分なりの要約を載せます。

「自分の出している音に対して敏感になること」
「基礎を大切にし、背伸びせず一歩一歩上達すること」
「楽譜と真摯に向き合うこと」
「脱力すること」

これらに気を配り、自分で気づけることを増やしていきたいと思います。

以下レッスン詳細

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おじさんギタリストが伝えたい、ギターを継続するための6つのポイント

ギターに初めて触れたのが10歳のとき。
エレキにハマったのが高校時代。
クラシックギター部に入った大学時代。
クラブを卒業し教室に通い始めたのが15年前。
就職して13年。結婚して10年、長女が生まれて8年。
色々な転機がありましたが、なんやかんやギターを続けることができました。

私にいま誇れることがあるとすれば、それはこの「兎にも角にもギターを続けてこられた」と言う1点です。理解し支えてくれる家族、指導してくださる師匠始め、触れ合う皆様のおかげだと感謝しております。

そんなおじさんギタリストから、これからギターライフを続けたいと思っている若者に伝えたい内容を綴ります。

①ギター教室に通う
これはね、絶対通ったほうが良い。上手になるため、もちろんそれもありますが、最大のメリットはそこではありません。ギター教室に通うこと自体が、ギターを継続するための後押しになる。これが1番のポイントです。

妻にうるさいと言われる、子供が夜泣きする、残業続きだ。妻にうるさいと言われる、、体力が落ちてきた、爪を削るのがめんどくさい。妻にうるさいと言われる。ギターを辞める理由はそこかしこに転がっています。そんなとき、「でも今日はギター教室だから、、しんどいけど行くか」。これがあれば、週に1度、月に3回、4回弾くことができるんです。これが本当に重要!この受動的にギターを触る時間に、私はどれだけ救われたことか。

本音を言うと、この効果に期待し「忙しいと言う理由でギターを辞めなくて済むように」という後ろ向きな理由が、ギター教室に通い始めたモチベーションの1つでもあります。そんな私を、レッスンとレッスンの間に一度もギターに触らず、教室に行ってから爪を磨く。そんなこともあった生徒を温かく指導してくれた猪居信之先生には感謝してもしきれません。私の目論見は、理解あるギター教師と巡り合うことで見事に果たされました。


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