2020/02/29
ガボット・ショーロ(ヴィラ=ロボス) 映画「マチネの終わりに」使用曲
ガボット・ショーロGavotta-Choro
作曲:Heitor Villa-Lobos
ブラジルの偉大な作曲家、ヴィラロボスによるブラジル民謡組曲より、ガボット・ショーロを演奏しました。クラシックの形式に南米の旋律とギターらしい和音が融合した素晴らしい曲です。第48回猪居ギター教室定期演奏会(2010/12/5)での演奏を紹介しています。お越しいただいた方、ありがとうございました。
「マチネの終わりに」にも使われた。
映画「マチネの終わりに」で、福山雅治扮するクラシックギタリスト牧野が演奏したことでも有名になりました。
※2020/2/29追記
「マチネの終わりに」を映画館で見た後、ANA国際線の機内サービスで再視聴する機会を得たので、気になったセリフや演出を巻き戻ししながら確認することができました。画像はANA機内AVoD(Audio Video on Demand)サービスのスクショです。※
とある事件で心に傷をおい、言い争いをする二人の女性記者。彼女たちに "Do you know what makes people smile the most?"(人を笑顔にさせるもの1番はなんだと思います?)と問いかけて食事を作る牧野。しかし牧野の食事は見向きもしてもらえません。
そこで、"What do you think, is the second best thing to make people smile?" (人を笑顔にさせるもの2番目はなんだと思います?)と問いかけた牧野が披露するのがクラシックギターの演奏、つまり音楽でした。その時の演奏曲が、この「ガボットショーロ」でした。本文とは関係ありませんが、ここは福山雅治/ 石田ゆり子ともに英語で演じていて、字幕が日本語になる箇所です。文章に「第5文型SVOC」と、「疑問詞が文頭に来る間接疑問文」が用いられていて、英語としてもいい勉強になりますね。

確かに穏やかで良い曲ですが、こんな緊迫した場面で弾く気には私はなれない。。と言うのは、この曲ね、いざ取り組むと案外やっかいなんですよ。
やっかいなところ① 譜読みが独特
これは本楽曲だけに限らずヴィラロボス全般ですけれど、譜読みが独特です。