2020/10/26
ステージ演奏にあたっての心得
今日は演奏会やコンクールなど、ステージで人前演奏をする際の心構えを書いてみたいと思います。演奏そのものに関しての配慮に対して、その前後を含めてステージを最大限いいものにするためのアプローチ、と言うのはなかなか話題にする機会がないように感じます。多くの楽器に共通するようにも思いますが、ケースの話や足台、調弦関係はギターならではでしょうか。以下、0. 前日~8. 振り返りまで、ステージを迎えるにあたってのステップに分けて思うところを綴らせていただきます。
0. 前日
普段と変わったことはせず、いつも通りを心がけましょう。「明日いよいよ本番だ」と変に練習を頑張りすぎると、手に疲れが溜まってしまいます。後から述べる「2. 控室での準備」とポイントは同じです。余計なことをしない。気負ったことを避ける。ゆっくり寝てください。暴飲暴食禁止!夜更けまでのスマホも駄目よ!
もしも焦って練習するなら、前日よりもっと前にしましょう。理想的には、めちゃくちゃ練習したときに腕に疲労を感じる時間や、回復に要する日数などを予め把握しておければもっとよいですね。
1. 当日の移動
打ち上げに参加することを考えてなるべく電車で向かいましょう(謎)。移動時、手に負荷がかからないようにギターケースの持ち方に気をつけましょう。基本的には、手で持つのではなく、ストラップを使って肩から掛け、手で軽く補助することが望ましいです。
あと、たまにギターケースを自立させている人を見かけますが、これはNGですよ!コケたらめちゃくちゃ後悔します。。
2. 控室での準備
ポイントは、「控え室ではあまり弾かない」ことです。軽いストレッチや基礎練習、爪を整える以外は、難所の確認くらいで十分ではないでしょうか。むしろ、逆に控え室でいい演奏ができればできるほど、本番で細かい傷がネガティブ要素になり、足を引っ張る様に思います。加えて、当然ながら弾けば弾くほど疲れます。なかなか練習時間があまり取れない人は特に、普段の練習時間を越えて控え室で弾いてしまわないように気をつけましょう。疲れが蓄積されて悪影響の元になります。