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NOCTURNE No.4(F.Kleynjans)

NOCTURNE No.4 from CINQ NOCTURNES(Francis Kleynjans)



クレンジャンス作曲、5つのノクターンよりノクターン第4番を演奏しました。昔から好きな曲でして、今回満を持しての録画です!……と言いたいところですが、難し過ぎてなかなか万全!とはなりませんでした。。曲の魅力を最大限に引き出すには私の力量・練習ともに不足しておりますが、皆様の想像力にて曲の秘める可能性をご推察いただければ幸いです。


実はこの曲は、聞いたこともなく楽譜を見たこともない状態で、クレンジャンスの名前だけで指名買いした超絶意味不明な思い出の曲なのです。それも初めて個人で海外から取り寄せて、、(自分で書いててなかなか無謀なことしてたと思った笑) この曲を購入した際のブログ記事が残っていたので確認してみたところ、楽譜は2012年の7月に入手していたようです。
日本未発売の楽譜を購入したのが到着しました。 - 趣味で続けるクラシックギター

それ以来、譜読みしては難しいなぁと中断、また弾いては止め、、を繰り返してきた曲です。それくらいに、この曲は難しい!私の練習している曲の中だと、1番難しいかもしれません!比較しても仕方ないですけれどもそれでもあえて比較すると、左手の押さえが最期のトレモロとか大聖堂アレグロとかよりもキツいような。セーハを中心に握力を奪われる運指が続き、しかも休憩できるところがほぼありません。

そんな中で、メロディラインの繋がりや和声の転換、低音の動きなどやることも盛り沢山。今回動画を撮って改善点が改めて見えてきました。次の10年を使って、この曲をもっと好きになれるよう弾き続けたいと思います。

年内の動画投稿はこれで最後となる予定です。皆様本年もどうぞありがとうございました。来年も、来年こそもっと良い一年になりますように。



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Tears in heaven(Eric Clapton, 佐藤弘和編)



Tears in heaven
作曲:Eric Clapton
編曲:佐藤弘和

この曲は10年ほど前に1度発表会に出したことがあり、その時の演奏をYou Tubeにもアップしています。編曲情報や佐藤弘和先生から連絡を頂いたエピソードなどもその記事で紹介していますので、よければお読みください。

Tears in Heaven (佐藤弘和編) 演奏紹介&楽譜情報+小噺
https://asao-guitar.com/e/tears_in_heaven

さて、それから10年、、久しぶりにこの曲を読み返して演奏を録音してみた訳です。演奏はどうでしよう、良くなったのかどうなのか。


音には思いが表れる


細部に意識を向けた演奏ができるように、ミスを無くせるように、そんなことを思いながら演奏しています。けれど、結局人に届く演奏は、自分が出したい以上のものにはならないのだろうと、自分の録音を聞きながら思いました。

音に思いが表れる、と言うと何か詩的なものに感じるかもしれませんが、それは思っている(理解している、感じている)以上の表現はできない、ちゃんと頭に曲を思い浮かべているか、と言う警鐘なのでしょう。そう肝に銘じてイメージを膨らませていこう、と思います。

100%の演奏するのって本当に大変ね、、


この曲を久しぶりに弾こう、と思って練習を再開したのが11月末。2週間ほどで録音できるレベルまで持ってこれたのはよかった、自信になりました。けれど、表現が煮詰まっていないところもありますし、細かいミスもしてしまいました。

7分の長尺曲をノンミス一発撮りするのは、やっぱり難しい。仮にこれが90%の出来だとして、ここから95%に、さらに100%に持っていくには、多くの時間を費やし、集中力を高めていかなければなりません。


・・じゃあなぜ今撮ったかというと、「あしゃおさんのYou Tube見てますよ~」と言ってくれる会社の人との会議が12/9にあるので、それまでにアップして「ホンマに見てるか~」と絡むためです笑 仕事だけじゃなく趣味も、やっぱ締切を適切に設定した方がやる気がでますね。、

自分のペースで弾きたい曲を弾いていく


演奏の比較を始めると、プロの素晴らしい演奏がある曲や、自分が過去にアップロードしている曲は敬遠しがちになってしまいます。でもやっぱり、弾きたい曲を弾きたいように弾くのが、基本であり1番かなぁ。最近そんな風に思って、あまり深く考えずに続けていきたいな、と思っています。その日その時で弾きたい曲も変われば、弾き方も変わる。それでいいんじゃないかな。
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