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知り合いがギターを再開したらしい

ギターを止めていた知り合いが、最近またギターを始めたらしい、と風の噂で聞いた。その人は、私なんか比較にならないほどギターが上手かったけれど、ある時にギターを止めてしまっていた。

止めることを決断する方が、そしてまた再開することを決意する方が、ひたすらに続けるよりも遥かにエネルギーが必要なのだろうな、と、ただただギターを続けてくることしか出来なかった私は想像する。私には想像することしかできない。

再開しても、ブランクで過去の自分程は演奏出来ない事実とも向き合うことにもなるかもしれない。けれども、大きな決断をできるあなたなら、きっとすぐに成長していくのだと思う。

一生連れ添うのが縁ならば、一度離れた道が結ばれるのもまた縁。お帰りなさい、ギターを楽しんでくださいね。いつかどこかで演奏を聞かせてもらえる機会を楽しみにしています。
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九州福岡・佐賀ギター旅 松下隆二先生&塩見大二郎先生に会いに行きました。

仕事で長期休暇が取れたため、出不精な私が珍しく気合を入れて旅行に行ってきました。目的は福岡は松下隆二先生と、佐賀は塩見大二郎先生に会いに行く、と言うものです。一人旅自体が珍しく、人に会うために旅を計画したのは人生で初めてかもしれません。

松下先生には、大阪でレッスン会を開かれる度にお世話になっていました。ここ何年かお会いできていなかったので、時間ができたら今度はこちらが福岡にお伺いしよう、と少し前から心に決めていました。今回の休暇もあと少しで何もせず家でゴロゴロして過ごすところでしたが、いやこんな機会なかなかないぞ、と思ったので恋文のようなアポメールを作成。送信ボタンを眺めながらしばし逡巡した挙げ句、ええいままよ、とボタンを押すという乙女なことをいたしました。乙女は「ええいままよ」とか言わない、とか言うな。でもね、遅い時間だったにも関わらず早めに了承の返信をいただき、夜中にニヤニヤするその姿は乙女と言っても差し支えなかったと思うよ。たぶん差し支えしかないけど。

合わせて、最近Twitterでこちらも一方的に仲良くさせていただいている塩見大二郎先生にもお時間をとっていただき、レッスンと重奏をしていただきました。お二人とも、お忙しいにも関わらず快くレッスンを快諾してくださり、またプライベートでも貴重な時間を割いてお付き合いくださり、深く感謝しております。ギターに関しては最近ずっと伸び悩み中ですし、正直なところ取り組み方・続け方に迷いもありす。しかし、お二人の知識と熱意と厚意のお陰で、演奏の楽しさを再認識することができました。しばらくはこの思い出を胸にギターを続けていこうかと思います。お二人とも本当にありがとうございました。

クローズドな内容は出しませんが、少し観光の写真を紹介します。自分の思い出整理で書いてるだけで、別に音楽的な話は出てきませんが悪しからずご了承ください。写真たくさんで容量も多いのでご注意を。このページ開いてる人はもう手遅れかも知らんけども。

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Op.31-4 Andante (Fernando Sor)

Fernando Sor作曲、Op.31-4 Andanteを演奏しました。


動画の冒頭に3秒ほどの無音がありますが、これはミスではございません。四分の二拍子でAndante、冒頭どうやって入ろうか、、という逡巡から曲がスタートしていると思い、そこを敢えてを残しています。この3秒の間に動画をスキップされることもあるかもしれないですけど、そういうところ拘っていきたい。。

去年右手人差し指(i指)の先に出来てしまったイボがいまだ治っておらず、現在治療をしているため演奏に使用できません。pmaの3本で演奏できる三声の曲何かないかなぁ、と楽譜をあさっていたところ、ソルの練習曲は多くの曲が三声で書かれていることに今さらながらに気づきました。そういえばソルは、基本的にpimの3本の指しか使わなかったらしいですね。pimで弾けると言うことは、pmaでも弾けるはず、、ということでこれも何かの縁と思ってpmaに愛着を感じて演奏しております。

ソルの作品番号31は、24のルソンと呼ばれます。ルソンとは、英語にするとLessonのことで、つまりレッスン曲ですね。ソルはいわゆるエチュードに関して、作品35 エグゼルシス=Exercise、作品31ルソン=Lesson、作品6,29 エチュードと区別して用語を使い分けていて、この順に難易度が高くなっています(と現代ギターの特集記事に記載されていました)。今回演奏しました作品31 ルソンには、「漸進的」「念入りに運指を付けた」「初心者の生徒たちに献げて」とタイトルに書かれているそうです(と現代ギターの特集・・以下同文)。やっべ運指全然守ってないわ。

ギターを初めてもうすぐ四半世紀になります。このタイミングでソルの練習曲に向き合うことになったのも、悪くはないように思います。もっと若いころだったら、pmaでギターを続ける気にならなかったかもしれません。また、弾いたとてこの曲の魅力に気づけたかどうか自信がありません。これからのギター人生で大切にする、弾き続けていくであろう曲となりました。i指が使えるようになったときに、自分がどんな演奏をするか、どんな気づきが得られるかを楽しみにしています。

参考文献:
現代ギター 09年4月臨時増刊号『ソルの教育的作品』(小川和隆)
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