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人前でミスすることに慣れてはいけない

タイトル通りなんですけど、人前でミスをすることに慣れてはいけません。

本番演奏で緊張するから、との理由で人前練習の回数を増やすパターンがあります。しかし、『人前でミスをすること』に慣れてはいけません。ミスをするかもしれない練習度合いで人前演奏に臨み、実際にミスをして、あーやっぱりミスをしたな、と思いながら家路につく。これは負のスパイラルです。

『これだけ練習すれば完璧に弾けるのでは』『ここまで完成度にこだわれば舞台でもミスせず弾けるだろう』と思った曲を人前で弾きその結果出てしまったミスと、ミスするかもなと思いながら演奏をして実際にミスをすることとは、大きく異なります。ミスをすることに、ミスをするかもしれない舞台に出ることに慣れてはいけません。

緊張そのものに関しては、色々な考え方があります。人前で緊張しないほどに舞台に慣れるべきか、それとも緊張を感じながらその中で何かを表現するか。ほどよい緊張感が人のポテンシャルを引き出す面もあるので、完全に慣れてしまうのもどうか、と言う事ですね。これはその人次第でいいのではないでしょうか。ただし、緊張するかしないかの話と、ミスをするかどうかは似て非なる問題だと私は捉えています。いずれにせよ、ミスを重ねることには慣れるべきではないと考えます。

ノンミスは、よい演奏の必要条件ではありません。ミスがあっても心打たれる演奏はあります。しかし、ノンミスにこだわる取り組みの中で育まれるものがあることも、また事実であると思います。

さ、練習、練習。。
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管理人あしゃおのギターソロ演奏動画まとめ

当ページで紹介している私の演奏曲のまとめです。曲名と作・編曲者名のみの紹介となります。もし興味をもっていただけましたら、リンク先をご覧下さい。いわゆる堅めなクラシックギター曲だけでなく、ポップス曲やアコギの曲も紹介できればと思っています。

最近自分の嗜好や趣向が、保守的で伝統的な方向に向かっているのを感じています。だからこそ、このように過去の自分のスナップショットを用意していてよかったな、と思います。なんだかんだと、10年で40曲弱、、継続は力です。。。録音録画環境の考察も含め、またペースを上げられるようにしたいところです。

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登山って登りよりも下りの方がしんどいんだよ。

『登山って登りよりも下りの方がしんどいんだよ。』

若い頃にアルピニストを目指していたという彼は、そう語った。

『どうしてですか?』当時まだ中学生だった私は尋ねた。『登りの方がたいへんじゃないですか』

『見てご覧。遠くに麓が見える。僕たちはあそこまで歩いて行かなくちゃならない。』大分県の九重連山を下る道中だった。天気が崩れるまでに下らないと、と少し急ぎながら、彼は教えてくれた。

『登りは目の前に坂があるから、足元を見ながら一歩一歩進むしかない。そうやって進んでたら、いつの間にか頂上に着くんだよ。でも、下りでは、こうやって遠くまで見渡せるでしょ?景色が良くて最初は気分がいいのに、ふもとに全然辿り着かない。』

だから君は、遠くを見すぎずに、足元を見て一歩ずつ進んでいけばいいんだよ。山を登るときのように。そう彼が続けたのかは、実は定かではない。むしろ、後日私が頭の中で付け足した可能性の方が高いように感じる。子供が好きで山が好きだった彼は、登山中に人生訓を垂れる人ではなかっただろう。綺麗なはずだった景色も、大切なはずの会話も、いつの間にか朧気になってきてしまった。それでも私は、この時の情景を今でも大切にしている。

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さて、ギターの練習をしていると、全然上手くならない、どころかむしろ下手くそになったように感じる時があります。これはいくつかの可能性が考えられます。けど、落ち込まずに自分を励ましていこうぜ、っていう記事です。

要点:
・本当に下手になってないかの注意は必要。
・実際には上手くなっているのに、成長を感じられていないだけの可用性もあり、その内訳は、
①練習により目標が高くなり、現在地とのギャップが大きくなる
②今出来ていない内容が明確になり、その課題意識から目標が遠のいて感じる
・ここが出発点。踏み出す足はいつだって始めの一歩♪

以下、上記内容の詳細をつらつらとだらだらと細かく述べます。

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