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上を向いて歩こう(中村八大、塩見大二郎編)

上を向いて歩こう(Sukiyaki song)
作曲:中村八大
編曲:塩見大二郎



年明けから、知り合い訃報や会社の後輩の転職など少し辛い連絡が続いてしまいました。寂しくはありますが、上を向いて歩きたいな、と思います。

幸せは雲の上に
幸せは空の上に
上を向いて歩こう

編曲は塩見大二郎先生で、piascoreで楽譜が購入可能です。私には慣れない和音やリズムが多く、音を取りながら弾いていくのがとても楽しい編曲でした。その分、聞こえてくる全ての音を表現したくなってしまい、ゴチャゴチャとよくわからない演奏にならないかの注意も必要で難しさを感じました。奏者の楽しさと聞こえ方は別物だ、ということに改めて気づきました。

誰もが知る名曲の『シンプルな良さをスッと伝える』ことと、それを邪魔せずに『編曲の良さをさり気なく伝える』ことのバランスを上手に取りたいな、と思います。引き算の美学…!

あとはやっぱりテンポとリズムだなぁ。自然なテンポの揺らし方ってなんなんだろう。
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編曲物を演奏するときに、どうやって楽譜を探しますか?

Q: 編曲物を演奏するときに、どうやって楽譜を探しますか?
A: まず第一に、信頼している編曲者で探します。

ギター弾き始めた最初期は、『〇〇ギター曲集』や『ギターソロのための△△』などを適当に購入していました。そのうちに編曲者の好みが出てきて、自分なりの信頼している編曲者リストが出来てきました。そしてそれは、演奏会や動画などで他者の演奏に触れている間に、主に増える方向でアップデートされているように思います。

なお私には、「楽譜が確定している近現代のギター作品」ばかりに取り組んでいた時期がありました。楽譜が違う、音が間違っている、なぜその版を使っているのか?などの版に関する問題に対するアプローチに悩んだため、編曲物どころか古典物に対しても拒否反応を持ったためです。

今もその感覚は残っていますが、昔ほどのコンプレックスはなくなりました。その理由は、主に2点。版の違いを検討する中で作曲者や編曲者のメッセージを受け取る作業が楽しくなってきたこと。根拠なんかさておいて、シンプルに「その音が好きだから」でいいじゃないか、と思えるようになってきたこと。当たり前のことかも知れませんが、この手の内容は頭で理解するだけでなく自分で実感しないとなんの救いにもなりませんので。

とはいえ、コンクールなんかで版問題のある曲に取り組むのは相変わらず怖い、というのが素直な気持ちです。

本投稿は編曲者として書きましたが、作曲者に置き換えてもほぼほぼそのまま成立しそうですね。今はYou Tubeなどで動画を簡単に確認できるので、色々なインプットも活用しながら自分の直感を信じて飛び込んで行くのがよいのではないでしょうか。

先日とある方に質問されたときの返答内容を記載してみました。匿名投稿可能な質問箱もありますので、質問や依頼なんかあればお気軽にメッセージくださいね。
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みなさんこんにちは。当サイト「趣味で続けるクラシックギター」の管理人、あしゃおです。クラシックギターのよさを一人でも多くの方に伝えたい。そして、クラシックギターを好きな方がさらに上達されるきっかけになりたい。そんな2つの思いから、本サイトを更新しています。

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