2023/04/30
第47回ギター音楽大賞に出場しました。
昨日4/29に第47回ギター音楽大賞の上級部門に出場しました。残念ながら選外でしたが、現状からすれば結果には納得できてしまいますし、皆さんの演奏を聴いて自分もまた頑張ろうと思いました。最近舞台で手が震えることが続いていたため、前日まで本番が不安で怖くて仕方がありませんでした。曲を楽しみたい、舞台を嫌いになりたくない。そう言った願いはなんとな叶えることができて少し安心しています。
コンクール審査とは無関係ですが、コンクールに向けて準備した曲を録音しコチラの別記事に投稿しましたので、よければ聞いてください。
上級部門の演奏順は本番2時間ほど前に抽選で決まります。今回厳正なる抽選の結果、なんと私の「ブエノスアイレスの冬」の次が「ブエノスアイレスの春」となりました…笑笑。巡り合わせってあるんですねぇ。ちゃんと春が迎えられるように、舞台袖で待つ次の方にバトンを繋げるように、という気持ちで演奏ができました。コンクールの出場者同士は競争相手でもありますけれど、それ以前に同じ楽器を愛する仲間同士であり、1つの演奏会を作る共演者なんだなぁ、と改めて感じる出来事でした。
その結果、ブエノスアイレスの春の演奏をされた方が見事に奨励賞を取られたので(おめでとうございます)、実質私も半分奨励賞だと言うことで宜しくお願いします!
演奏の不出来に関しては、色々な制限や事情があったりもするのは事実ではあります。しかし、では何らかの奇跡でそれらを取っ払うことができたとして、最後に残るのは自らの怠惰と不勉強なんだろうなぁ。という事実が最近自分にのしかかってきます。
例えば家族がギター活動を最大限にフォローするからギターのことを最優先に考えていいよ、と言ってくれたとして。今日宝くじに当たって金銭的な不自由がなくなり、明日から働かなくてもいいよ、となったとして。このコンクールに入賞できるような勉強と練習を果たして私は積み重ねられるのだろうか。それだけの勤勉さを自分は持っていないのではないか、と、他の皆さまの演奏を見ていると自分のことが残念になります。
とは言え、何もしない自分よりは何かしている自分の方が少しは進歩している。今回の曲も、「自分には到底できない」と思ったフレーズや速弾きが少しずつできるようになっていったのは事実なわけで、他者との比較ではなく昨日の自分より成長するんだ、との気持ちを大切にまた練習を頑張ろうと思います。