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『夢』はなんですか

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※2012/14の記事を再投稿します。
「物事を長く続ける秘訣とは何か」について友人と話していて、この本のことを思い出しました。
 
偉そうなことを言える立場でもないですが、まがりなりにもギターとブログを続けている身として言わせていただけるならば、「目標」と「目的」の違いを明確にし、「目的」を持つこと。願わくばそれが、「欲」ではなく「夢」であればいいなぁ、と。

今この記事を振り返るに、私の夢は7年半前とさほど変わっていないようです。少しずつでも叶えられる方向に歩めているようで、少し嬉しくなりました。※



明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

信念を迎えられて、今年の抱負を新たにされている方も多いかと思います。
昨年末に読んだ本で、『夢』と言う言葉に関する非常に興味深い言葉に出会いましたので紹介したいと思います。


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同じ職場の仲間とパネルディスカッション形式の講演をやったときのことです。このときはこれから社会に出る若者がオーディエンスでした。若者は自分の夢を語ります。「ある分野の資格を取って、専門能力を身につけたい」とか「グローバルに活躍できる人材になりたい」とか「ベンチャー企業を興して起業家として成功したい」とか、そうした話が出てきます。そこでパネリストの一人だった小林三郎さんがこう言いました。「それは個人の『欲』です。『夢』という言葉を使わないでください。」私は横で聞いていて心底しびれました。

人間は多かれ少なかれ利己的な生き物です。誰も自分が一番かわいい。しかし、その一方で人間はわりとよくできているもので、自分以外の誰かに必要とされたり、喜ばれたり、感謝されたり、そういう実感を得たときに、一番嬉しく、一番自分がかわいく思えるものです。それが人間の本性だと思います。
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ストーリーとしての競争戦略 楠木建:東洋経済新報社)


同じ目的でも、『夢』と言うのと『欲』と言うのでは印象ががらりと変わってしまいますね。
みなさんの<夢>は、『夢』ですか?『欲』ですか?言葉の再定義だけで、個人の生き方までも変わってしまうほどの影響があることかも知れないと感じました。

ちなみに、私の夢は、「クラシックギターの良さを一人でも多くの方に伝えること」です。少しずつでも叶っているといいな。

PS:
念のため、今日ご紹介した本は「戦略の神髄は思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある」(本書の帯より)と言う経営の本で、別に夢について語っている本ではありません。とはいえ、経営の本には珍しく、とても面白くて続きが読みたくなる本でした。お勧めですよ。


関連タグ: 音楽論

2012/1/4 初投稿
2019/9/19 再投稿

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コメント

そいつは

しびれるな。

Re: そいつは

>ぴの人
しびれますよね。「諦めなければ夢は叶う!」なんて通念がまかり通る世の中ですが、「諦めなければ欲は叶う!」と読み替えられることは意外と多いかも知れません。
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