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郷愁のギタリスト オーガスチン・バリオス

先日、仕事で長時間飛行機に乗る機会がありました。
飛行機では機内エンターテインメントシステムを触って映画を見たりして時間をつぶすわけですが、音楽は何が入っているのか探していると、なんと「郷愁のギタリスト バリオス作品集」なんてのが取り上げられていました!

バリオスは、パラグアイ出身のクラシックギタリストで、ギタリストのための偉大な楽曲を多数残しています。彼には色んな逸話が残っており、ギター一本持って諸国を放浪しただとか、かのセゴビアと仲が悪かった(嫌われていた?)とか、、
その中で現代のギタリスト泣かせなのが、「彼は手がものすごく大きかった」と言うものです。

実際、私も彼の曲にいくつか挑戦したことがありますが、これは物理的に手が届かんやろ!ってところが結構出てきますので、これは伝説とかではなく事実なのでしょうね。これは本当につらい。。ピアノで言うリストのような存在でしょうか?


ところで、この作品集はタイトルが「郷愁のギタリスト」となっていますが、一曲目はなんと「マヒーヘ」でした。。知らない方のために簡単に説明しておくと、このマヒーヘと言う曲、調性がAメジャーで、タンタカタンタカと軽やかなリズムで奏でられる楽しい曲です。心軽やかにこそなれ、郷愁って感じではないんじゃないか、とつっこみたくなりましたが。

ジョン・ウィリアムスのマヒーヘがこちら。私はもう少しゆっくり目に弾く方が好みかな。


ちなみに、私が一番郷愁を感じるのは、Roland Dyensの「Saudade」・・ではなく、ポルノグラフィティの「サウダージ」・・でもなく、
GLAYの「Way of Difference」の間奏ギターソロの「きゅぁーーー」ってのを聴いたときですw クラシックギターじゃないのか、と言う・・好きなんだから仕方ない。なんていうか、胸をかきむしられるような感じがして、懐かしく美しいけど悲しい、本当に夕日を見ているときのような気持ちになるんですよね。

エレキはおいておいて、クラシックギターだと、それこそバリオスの「大聖堂」第1楽章の出だしとかは胸に来ますね。「最後のトレモロ」も、胸にグッとくる。神様の慈悲に免じてお恵みを、と乞うた老女のノックの音に由来する、とか、バリオスの遺作だ、と言うエピソードも、作品の魅力となっていると思います。

パク・キュヒさんの最後のトレモロがこちら。パクさんのトレモロは本当に美しくて、これを聞くと自分でトレモロ弾きたくなくなります(いや、まぁ弾くんですけどね)。。


そう言えば、確か戦闘機ゲーム「エースコンバット」のシリーズの何かで(サイドワインダーだったかな・・記憶があやふやですが・・)、オープニングの最初に吟遊詩人が酒場に入ってきて戦争が始まった背景を歌う、と言う場面がありまして、そこで流れてきたのが大聖堂の第1楽章だっと思います。今思い出しました。かなり怪しい記憶ですが、いい選曲だなぁと思ったのを覚えています。

私も、GLAYにもバリオスにも負けないように、1音で人の心を動かせる郷愁のギタリストを目指し精進したいと思います。

※2012/7/14の記事を加筆再投稿しました※
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