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2018/1/29 松下隆二先生 公開レッスン

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黄金時代が現代であったためしはない。
いつだって黄金時代は、その時代には気がつかず、後になってはじめて、「あの時は良かったな」と分かるもの、そういう意味なのだろう。もしくは、まだ見ぬ未来にだけ存在している、ということか。

~チルドレン(伊坂幸太郎)より~


というわけで、なかなか黄金時代が到来しないなぁ、と思うたびに冒頭の言葉を思い出します、麻尾です。後になって「あの時は良かった」と思うときは結構あるわけなので、今もそんなに悪いわけではないのでしょう。

少し時間が空いてしまいましたが、1/29に九州は福岡在住の松下隆二先生の公開レッスンを受講してきました。その内容を・・、とここに私が書く前に、すでに松下先生がご自身のブログに内容のエッセンスを書いてくださっている!!なんと太っ腹!非常に参考になりますので、みなさんよければご覧ください。
http://www.classic-guitar.org/blog/archives/2560

私は、ジョン・デュアート作曲の「アパラチアの夢」と言う曲を見ていただきました。この曲はアメリカ アパラチア地方に伝わる民謡を題材にした組曲となっています。事前に準備をしているうちに、クラシックギターらしく弾くのか、それとも原曲に近い感じで弾くのか、どんどん曖昧になってしまい、煮え切らない状態での受講となってしまいました。それは、松下先生の言葉を借りると、次のようになります。『民族主義的作品を扱う時、自分のとりたい”立ち位置”を確認する。可能性はふたつある。即ちその曲を”クラシックギタリストとして”アプローチするのか?あるいはそれを捨てるのか?』

自分の技術はもとより、曲にも演奏場所にも、聴衆にも色々なものを考慮にいれて立ち位置を決められれば良いと思いますが、どのような立ち位置で演奏するにせよ、それらに対応できる演奏技術の柔軟さ/幅広さと、その中で自分らしい景色を見定める、と言うことを大切にしたいと思います。

松下先生、主催の岩崎先生、お世話になりありがとうございました。

麻尾
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