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松尾俊介先生 打ち上げ語録

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昨日6/17に、松尾俊介先生のマスタークラスを受講してきました。その際のレッスン、受講曲に関する内容は別の機会に譲るとして、今日は打ち上げで面白かった内容を備忘をこめて記載したいと思います。

って、別に飲みながら話したアホな面白話ではなく、真面目に面白い話の方です。アホな話の方が気になる方は、直接松尾先生と飲みに行きましょう笑


・こうしたい、と言う思いがあれば、それに対するレッスンができる。しかし、こうしたいが伝わってこない、どうしたらいいですか、教えて下さい、と言う姿勢だと困る。正解なんてない、と言うか正解の演奏が仮にできるのなら、もうレッスンの必要がないのだから。間違いを恐れず、自分のやりたいことを出してほしい。


・そういう意味では、「先生がなんといっても、私はこう弾きたいんです!」という生徒が出てきたら、思ったとおり育てられたことになるのかな。でも、実際それを言われたらめっちゃ腹立つと思うけど。

・答えを提示することはしたくない。方向性を示すので、その後自分でその曲と向き合って膨らませて行ってほしい。


・松尾先生が初めて福田進一先生のレッスンを受けた頃のこと。最初に、重い、軽い、などの言葉をピアノ、フォルテの中にカテゴライズしていった。それがあなたの大切な個性だから大切にするように、と。
(あしゃお)これは、自分の音楽的立ち位置をするために大切なだけでなく、その象限を意図的にひっくり返すことで、昨日までの自分と違った表現をするチャンスかもしれない。例えば「重い=フォルテ」の感覚を持っている人は、「軽いフォルテ」と言う発想に転回することにより新たに得るものがあるのではないかと。


・(あしゃお)基礎連の時間と曲を挽いてる時間が逆転してくると、練習するために弾いているのか、何が目的でギターを弾いているのかわからなくなる。
→それは、ステージで演奏することがすべて。聞いてもらってナンボ。ステージを目標にすべき。松尾先生の場合、2時間の演目のリハをするのに使う時間は45分までと決めている。プロも愛好家も、演奏時間と練習時間の関係は、相似形をなしている。プロだからたくさん練習時間が取れるわけでは、決してない。


他にもあった気がしますが、けっこう飲んだので忘れました(+_+) とは言うものの、日本クラシックギター界を代表する方の話は勉強になるところが多く、大変に有り難い時間を過ごすことができました。

あと余談ですが、松尾先生の教え子で私も小学生のころから知っている方がマスタークラスに参加されていました。その方が今年20歳になったという事で、飲み会で一緒にビールを飲み、バカ話も含めて色んな話をしました。なかなか感慨深いものがありました。そら俺も年を取るわなー。。
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