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2019年7月17日 福田進一マスタークラス

2019年7月17日に受講した福田進一先生のマスタークラスの内容メモを共有します。
ここでは個別の曲ごとの内容は省略し、ギター練習の一般論という形で紹介します。

・まずは耳を鍛える。自分の出す音に敏感になる。さらに、耳だけではなく、指先の触覚でも感じる。
・空いた親指は低音弦に乗せておく。空いたa(薬指)は1弦に乗せておく。こうすることで手が安定し、また音も厚くなる。
・旋律を弾く際に、アルアイレで弾くかアポヤンドで弾くか、決めておく。こういったところは、考えなくてもできるように習慣化する。
・和声を分解して演奏する練習をする。例えばメロディを歌いながら低音だけ弾く。あるいは、メロディを弾きながら中声部を弾く。というように、複数の旋律線をすべて確実に把握したうえで、それを感じる練習をする。仕上げるまでの練習としても、その方が近道。
・単旋律でも曲となるような練習をする。
・装飾音的なトリルや3連符などは、まずは主な音だけを取り出して練習する。
・日本人が旋律を歌おうとすると、何となく自然と「タ行」になる。そんなときに、例えば「パ行」で歌ったり「ラ行」で歌ったりしてみると、歌い方で雰囲気が変わる。スキャットの子音に何を使うか、というイメージですね。
・バイオリンやチェロを模している旋律では、弓で弾いているつもりで弾き、耳で聞く。

・やわらかいものをつかむ感覚で演奏する。
・右手と左手の力の入り方は連動する。左手に力が入ると右手にも力が入るし、右手に力が入っても左手がこわばる。両手とも脱力に注意すること。⇒参考:脱力に関する記事
・左手のポジション移動をする場合、ワイパーのような動きにならないように注意する。肘を支点とするのでなく、肘を使って、指と指板の関係(角度)が変わらないように気をつけること。

・トリル:指でトリルをかけるときつい音になってしまう。ビブラートの派生、延長ととらえ、手首で書ける。
・ハーモニクス:左手指先の固いところではなく、指の平の感覚が鋭いところで弦に触れ、右手撥音後すぐに離す。
・ビブラート:人間は、先行して耳に入った音の高さに感覚が引っ張られる(先行音効果)。そのため、ビブラートは旋律が上昇する際にはネック側に向かって音が高くなる方向から、旋律が下降する際にはブリッジ側に向けて音が低くなる方向から始める。
・和音:徹底して2つの音を調和させる練習をする。2つの音色をそろえるだけではなく、タイミングもそろう必要がある。そのためには、右手の指をあまり離し過ぎず、ある程度く突っつけて一つの指と考えるような感覚で弾く。バロックまでは和音は対等な関係性で、古典以降は主旋律とその添え物としてバランスを変える。音の分離がよいのと音がバラバラなのは違うので勘違いしないように。
3連ラスゲアードの練習方法を別記事で投稿しました。

・運指:人の運指を信用しすぎない。特に、その曲を演奏会などのレパートリに入れていない人による運指には注意する。その個所だけを取り出すと成り立っても、全体の流れや前後のつながりに無理がある場合がある。もっとも大切なことは、手に無理がないこと。次に失敗のリスクが少ないこと。楽をすることを考えないといけない。

言葉でのメモでも役に立ちますが、実際に身振り手振りや豊かな音の表現、エピソードなどを聞ける現場でのレッスンは格別です。みなさんも、今後機会がありましたら公開レッスン聴講でもぜひ参加してみてください。福田先生、主催の猪居亜美さん、ありがとうございました。

関係記事:
福田進一先生 マスタークラスを受講しました。
2011/4/9、4/10福田進一先生 公開レッスン内容
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