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最近物怖じしなくなってきた話

こう見えて、私は元来恥ずかしがりで、人前で何かをするのは大の苦手だった。いや、得意とか苦手とかそう言う次元の問題ではなく、不可能、とかそういう類の話だった。

なんてことを最近の私を知る人に言うと、全く信じてもらえない。適当だし、誰にでも話しかけるし、物怖じせず人前に出ていくタイプと思われがちだ(事実そう言う側面もある)。親父が夜勤だと言うと泣き、泊まりのキャンプに行くと熱を出して寝込んでいた面影は、そこにはないのだ。

なんて言うと、いやいや、そんなことはない。と妻は笑いながら否定してくれるような気もする。なんだかんだ、ウダウダぐだぐだ言って煮えきらない、面倒くさがりやの完璧主義者は、変わらないんじゃないの、と。はい、その通りなんです。でも、少なくとも表面上は奔放な人間になり、人前で何かをすることに抵抗がなくなった。実はそこには、数え切れない失敗と、涙ぐましい努力があったのだ。あったんじゃないかな。あったと言う話も聞く。

最近のギターの舞台では、もちろん緊張するときはある。けれども、緊張しすぎて自分がどこかに行くようなことは減ってきた。それは、色々緊張しないための方法を模索したことがいい影響を与えていると思う。けれども、それ以上に大きいのは、「結局自分なんで大したことない」と言う諦観とか、「ここで失敗しても命まで取られない」といった手前味噌な安心感によるところのようにも思う。思うに、若い頃は本来自分が責任を負うべき範囲を無謀に広げすぎていたということもできる。いや、正確に言うならば、負うべき範囲ではなく、負うことが可能な範囲というべきかもしれない。そんなとに気づいたことも含めて、なんの含蓄も薀蓄も含まない言い方をすれば、それら全てひっくるめて「経験」なのだろうか。

いま、そんな記事を書きながら、久しぶりの海外出張に向かっている。何が怖いかと言うと、昔は一泊キャンプの準備を何日も前から、それも泣きながらしていた男の子が、今や「パスポートさえありゃなんとかなるやろ」なんて言い訳しながらロクな準備もせず空港に向かっている、その事実なのである。

と強がってみたものの、最寄り駅についてから(ホンマにパスポート忘れてないかな・・)と鞄をゴソゴソしている自分を振り返ると、自分というものの本質は大きくは変わっていないようにも思うのだ。

と言うわけで、しばらくギターブログの更新が滞る予定です。余裕があれば一週間の出張中だけ旅行記ライクなブログを連載できたらいいな(初日の会議次第)。
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