というわけで、匿名でも気軽にご質問頂けるツールに登録してみました。何気ない内容や、名前をあかしたくない案件でもご連絡いたたければ、と思います。真摯に検討し、本ブログで返事をしたいと思います。少なくとも、めんどくさいからほっとく、と言うつもりはありませんので。まぁ、時間はいただくかもしれませんけどね。質問以外に要望なども歓迎です。
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匿名で聞けちゃう!麻尾 佳史 (Yoshifumi Asao)さんが質問箱を始めました | Peing -質問箱-
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彼は、それまで誰も問わなかったひとつのことを、そしてその後もまた誰も問わなくなってしまったひとつのことを問うた。つまり、彼は余計なことをしたのだ。偉大なーーと後から評されるーー哲学者は、少なくとも彼が生きていたその時点ではまったく余計なことをしていた人である。彼は、すでに存在し、多くの人々が思い悩んでいた問題に、一つの解答を与えたのではない。だれも感じてなどいなかった問題をただ一人で感じ、ただ一人でそれと格闘し続けたのである。彼の仕事の意義は、彼自身の仕事のなかではじめてつくられた。それが偉大な仕事であったとされるのは、彼だけがこだわり、ただ一人で為したその仕事の内容が、あとになってなぜか人々の心を捉えたからにすぎない。あたかも時代が彼を必要としたかに見えるのは、彼の仕事の結果なのである。彼を評価する人々の評価の枠組みは、じつは彼の仕事によってつくられたのである。
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「
これがニーチェだ」永井均著、講談社現代新書 P9(序文)より
(麻尾注:本引用文での「彼」はニーチェのことである。ただし、より広く解釈するならば哲学者全般のことを評する言葉とも考えられる。)
適切な問いを設定するということは、それだけですでに偉人の仕事である。それが自分にできる、と思うほど愚かではないものの、それを共有し議論することで、凡人にも有意義な出力はできるのではないか、と期待するくらいには楽観主義者です。
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自己紹介#ところで私、永井均さんの著作が大好きでして、考え方のみならず文体や言い回しにも影響を受けているところが多々あります。また折に触れ紹介したですね。
影響を受けた作家および著作 5選
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