2011/06/12
新井伴典先生 公開レッスン聴講
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今週大阪で新井伴典先生のレッスン会が開かれましたので、聴講に行って来ました。
と言っても、友人の結婚式やらなんやら予定がありましたので、初日の最初の1時間しか聞けませんでしたが・・。
生徒さんは、R.Dyens作曲の"LIBRA SONATINE"より、第3楽章"Fuoco"で受講されていました。
※レッスンを元に私が感じたことを書いており、あくまで私の解釈であることをお断りしておきます。
・現代曲は作曲者が生きており、曲の解釈に関して本人の弁を聞けるため曲に関しては迷いが少なくてすむ。
・リブラソナチネは作曲者Dyensが病にかかってから治るまでの体験がストーリーとして奏でられている。
1楽章が心臓病(不整脈)、2楽章が手術前/中の不安、3楽章が手術後の復活を示している。
→このあたりはなんかのCDのライナーノーツに詳しく書いていたような(木村大の「駿馬」かな?記憶があいまい)。
・3楽章は復活した喜びを提示できるように、色々遊び心を楽しめばよい。繰り返しがあるところは1回目と2回目で表現をかえるとか。
・1楽章INDIAの最初のド#ファ#は、救急車の音にも聞こえる。この音型は2楽章の最初の方や3楽章のアルペジオでも回帰される。音が下がっていくの救急車のドップラー効果と思ってもおもしろいかも。
・指をセットできるところはなるべくするように。(あいてる弦にあいている指を予約してしまう)
・フランス語は全て訳してきちんと理解しておくこと。
・アクセントはしっかりつける
・特殊奏法のところは、雰囲気の方が大切だから多少指使いを指定から変えてもいいんじゃないか。
生徒さんは、難しい曲を元々しっかり弾いてらしたのですが、新井先生のアドバイスを受けながらイメージを変えていくと、曲がどんどん楽しくなっていくのがわかり見ていてわくわくしてきました。
私もこの曲は大好きで、怖いもの知らずだった学生時代にはオハコ(?)と思って弾いてました。レッスン聞いていてもっと自由に弾きたくなったので、今日少し弾いてみたらあんまり指が動かなかったです・・ また練習しておこうっと。
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