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譜読み、暗譜に今日から役立つ7つのヒント

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今日は譜読みや暗譜のコツを書いてみたいと思います。


①1日1小節ずつ読み進め、覚える


やはり1番の基本は、少しずつ進めていく事です。1小節ごとが少なすぎるなら、2小節でも3小節でも進めていいでしょう。また、1小節が多いならば、和音1つでも2つでも構いません。自分が確実に覚えられる範囲を、覚えられるだけ反復して頭に叩き込む。これが大切です。

②押さえやすさ重視で


運指を決める際には、音色を優先するか押さえやすさを優先するか、悩ましい問題です。できれば望む音色が出せるように、前後の繋がりがよくなるように弦を選びたいところです。けれどそれは、まずミスなく弾けることか大前提です。人前での演奏を想定している曲なら特に、押さえやすさ重視でいいのではないでしょうか。また、楽譜に記載されている運指はあくまで参考に留め、もっと簡単な、あるいは自分に合った運指がないか常に考えることを勧めます。

譜読み、暗譜に際して考えて欲しいことまとめ

③右手の運指も同時に決める


運指を決める際には、左手だけでなく右手も決めてしまいましょう。弦を跨ぐスケールではiから始めるかmで始めるか。アルペジオのパターンではどこまでpでカバーするか、など。演奏パターンを決めてしまうことが大切です。
上達してくると、「逆指になってしまったときの対処」のように、わざとイレギュラーな自体に想定する訓練も必要になってきます。しかしそれは、まず「最善の方法を決め、その通りに演奏する」癖がついてからのことと考えてよいのではないでしょうか。


④消音方法を決める


運指を決める際の重要事項の1つは、消音方法を確定させることです。鳴って欲しくない音を左手で消すのか、右手で消すのか。特に右手の消音がポイントです。右手を弦に乗せ音を消す動作は、そのまま次の音を鳴らすための準備を兼ねることが多いからです。「どの音を鳴らすか」だけでなく、「どの音を消すか」まで見通して運指を決めることは、上達のために不可欠な視点です。

ギターは小さなオーケストラ その真意は「音を止める」ことにある


⑤声部を分けて演奏してみる


多重和声の曲であれば、最初から全てを弾こうとせず、「まずはメロディ」「次に低音」「あとから中声部」などと、完全に分けてまずは曲の流れを把握してしまうことが効果的です。最初から全部の音を弾こうとしてなかなか譜読みが進まない場合と比較して、まずは全体の流れを俯瞰するために非常に大切。可能であれば、あるメロディを歌いながら別のメロディを弾く、と言うのは意識付に非常に効果的です。


⑥アルペジオは和音で左手を予約してしまう


アルペジオのパターンは、最初からその通りに弾こうとしてしまいがちです。しかし、和音として左手の予約をしてしまった方がいい場合は意外と多いです。慣れ親しんだコードや和音なら、右手と同じタイミングで1音ずつ押さえるよりも、左手は全て予め押さえてしまった方が失敗は少なくなります。

 

⑦後ろから譜読みする


譜読みをするときにやりがちなのが、前から少しずつ進めていく方法。

1日目「今日は1~6小節まで譜読みできたぞ」
2日目「今日は1~10小節まで弾けたぞ」
3日目「はぁはぁ、今日は1~20小節まで進んだぞ」
n日後「やった!ついに最後まで終わったぞ!」

これは基本的によろしくない。なぜなら、前半ばかり繰り返し練習することになり、後半の練習が不足するからです。かと言って、「昨日6小節目まで進んだから、今日は7小節目から」とは、なかなかできないもんですよね。譜読みできたところは弾きたいのが人情ってもんです。

加えて、後から出てくる(時系列的に後ろの小節に位置する)旋律が、いつも新たに譜読みを必要とするフレーズだ、と言うのが致命的によくない。常に新しい情報を処理し続けると言うのは、集中力も必要ですしフラストレーションも溜まるってもんです。

ここでは気持ちを変えて、楽譜の最後から譜読みを始めてみましょう!

例えば100小節の曲を譜読みするとします。
1回目「100小節目譜読みしたぞ」
2回目「99小節目読んで、100小節と繋げるぞ」
3回目「98小節目弾いて、そのまま100小節目まで繋げるぞ」 
n回目「やった、1~100小節目まで弾けたぞ!」


この方法だと、新たに譜読み小節の次に出てくるのが、譜読みを済ませている小節になるんです!常に新しく譜読みを続けるよりも、こちらの方が気持ちがだいぶ楽になります。また、曲の最後がどうやって終わるかを見通した上で曲を組み立てて行く、というのもいい練習になります。譜読みがしんどい、集中力が続かない、という方は気分転換に一度試してみてはいかがてしょうか。


つらつらと書いていくと、意外と7つも集まりました。できてないこと、やったことのないことがあれば、ぜひ一度試してみては、ご自分に合うものを取り入れてもらえればと思います。

リズムに強くなる6つの練習方法
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