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ローランディアンス編曲集 そっと、ぼくらの、アレンジメント

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※5/23 文中に追記し再投稿しました※

先日の記事でも取り上げた、ローラン・ディアンスによる名編曲が満載の楽譜集が、”Mes arrangements a l'amiable”てす。

この楽譜集、表紙に日本語が書いていまして、それが「そっと、ぼくらの、アレンジメント」なんですよね。うーん、意味がよくわからない、、
原題を英訳すると、My arrangements to "amiable" となります。"amiable" が聞き慣れませんが、そのままフランス語にも英語にも存在する言葉で、amigoやamorなどと語源をともにする言葉とのことです。名詞として使われていることから考えると、「親愛なる人に捧げる、私の編曲集」と言ったところでしょうか。フランス語でのamiableの使われ方を知らないので、ディアンスが他の意味をこめていたかまではわかりませんが、いつかフランス語に堪能な方に合えたら意味合いを聞いてみたいものです。
一応、会社でフランスの会社で働いた経験のある同僚に聞いてみたものの、返事は「amiable知らないです・・」とのことでした。。

※5/23 追記※
こんな記事を書いてすぐなんですけど、職場にフランス人とアメリカ人が出張できまして、一緒に飲みにもいったので、酔っぱらう前に本題について聞いてみました。恵まれてます。

amiableはamicableとだいたい同じ用法で、friendlyとか gentle negotiation の意味だよ。Amigo, Amorと語源は一緒だけれど、Loverのような意味にはならないね。とのことです。それを音楽の関係で使う意味がわからん、と食い下がると、”うーん、easy to play”かなぁ、と。

確かに、演奏者に対して友好的ということは、演奏しやすい、と解釈することは可能ではあります。でもこの人の編曲めちゃ難やねんけどー、と言うと、そこまでタイトルの意図はわからんがな、とのことでした。ディアンスとしては、演奏家に対してフレンドリーな編曲集と思ってタイトルをつけ発売していたのかもしれませんね。ただ、何度か聞いても、to loversとか to friends(親愛なる人へ、友達へ)と言った意味合いではない、ということはかなり明確に言われました。というわけで、私あしゃおが意訳で改めて邦題をつけるなら!

「みんなで弾こう!ディアンス編ギターソロ曲集」と言うことでご決裁をお願いしたいなと思います。ほんとは、「誰でも弾ける!」とか「簡単アレンジ!」の方が原題のニュアンスが出るのでしょうが、中身を知ってる身としては、弾きやすいとか簡単とか、口が裂けないと言えないですね。。汗

※追記ここまで※


曲集のタイトルはともかく、掲載されている曲は選曲も編曲も本当に優れたもので、お勧めです。

ローラン・ディアンス 編曲集
Mes arrangements a l'amiable

・マズルカOp.68-4 (F.ショパン)
・ワルツOp.69-1 (F.ショパン)
・ワルツOp.69-2 (F.ショパン)
・エル・チョクロ (A.ビジョルド)
・ラウンド・ミッドナイト (T.モンク)
・グノシェンヌ no.1 (E.サティ)
・インディファレンス -無関心- (J.コロンボ/T.ミュレナ)
・ヌアージュ -雲- (D.ラインハルト)
・フェリシダージ (A.C.ジョビン)

Mes_arrangements_a_l_amiable.jpg

初稿:  2019/5/20
追記:  2019/5/23

追々記: 2019/7/1
現代ギター社によると、この編曲集のタイトルは「ディアンス:出会いの編曲集」らしいです。これはこれで意味がわかるようなわからないような。。
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コメント

とにかく、もともとの和訳が意味プーでしたね(汗)
ちなみに、日本人はフランスに憧れて、フランス語を意味わからずに使って、フランス人には面白がられています。和製仏語franponaisと言います。

Re:

確かにフランスに憧れる気持ちはわかるけど、適当に使えるほどフランス語がわかりませんわー(*_*) 漢字タトゥー入れるような感じかな 親しみ感じてくれたら嬉しいけど、馬鹿にされると残念やね。、
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