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【2年経った】40才からでも相対音感は鍛えられる?おじさんの音感トレーニング日記

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2023/7/14
トレーニングを始めて丸2年が経過しました。

最近お会いした方に「最近音感トレーニングやっていて、こんな感じのことをやってます」と説明していて気づいたのですが、2音インターバルとかスケールのモードとか、だいぶ出来るようになりましたね。「普通にできてるけど、何がトレーニングなの?」と言ってもらいましたが、いやいや2年前には全くできなかったので、やっぱりこれは訓練であり成長なんですよ!


今年(2021年)の秋には不惑になる筆者が、思い立って相対音感トレーニングを始め、その経過を報告していくの記事です。タイトルには日記って書いたけど、更新は気が向いたときだけです!


当ブログでは、ギター練習のコツだとかコンクールに挑戦だ!とか言ってますけれども、私実ははっきり言って音感はありません。ギター歴はそれなりに長いので、楽譜を見て演奏する分には特に困ることはないですけれど、楽器を持たずに楽譜を見てメロディを歌う、聞いたフレーズを楽譜なしで弾く、さらにはコードをあてる、といったことができると、きっと新しい何かに気付けるのでは。

そう思いまして、音感トレーニングを日課としてやることにしました。大人になってからでも後天的に身につけることができると言われる、相対音感の獲得にチャレンジです。

開始時点(2021年7月7日)の筆者実力


・楽譜があるから弾ける曲ばっかり。聴音能力はほぼ無し
・典型的な三和音ならメジャー/マイナー、ドミナントモーションがわかるかな、くらい。
・座学の知識は、独学ベースでそれなりにある。長短音階、三和音のダイアトニックコード、12音平均律とかはわかる。四和音以上やテンションコードはつらいけど、考えれば、まぁ、それなりに……?

目標


・聞いたフレーズの階名(移動ド)がわかる
・伴奏(コード)をつける
・主調を特定できれば音名がわかる
・初見楽譜でメロディを歌う
・聞いたフレーズをギターで弾く
厳密には、どこまでが聴音トレーニングで、どこからが聴音以外の技術or知識か線引が難しいところがあります。ただ、後天的に能力を鍛える、という意味では大差ない!と思うので、夢は大きく行きたいと思います。さて、果たして何個叶えられるか……

最新の状況(2年経過)


・スケール練習時に、イオニアンあるいはエオリアンから特性音を遷移させて歌う練習をしている。参考にしたのはこの動画
・短調での新曲視唱に対するアレルギーはだいぶなくなった。
・カルリの練習曲やってない…。。ギターで弾く曲もっと声に出して歌っていこう。



1年半かけて分かったこと


・個々の音程幅(m3、P5とか)、言わばハシゴの長さを覚えようとする訓練よりも、調の中の音階の役割を意識する訓練、つまり音を階段に見立てその着地点を見定めるような感覚を磨く方がよさそう。
・例えばドからP5上ってソ、そこからm3下がってミ、そこからまたm3上がってソのような、毎回ハシゴを取り出すような感覚だと、ハシゴが少しブレると1回目のソと2回目のソがずれてしまったりする。それよりも、各音のキャラクターと高さを感じて、ソの段に先に上って(あるいは降りて)しまうこと、毎回同じその段にいることの方が大切。そこから前の段を見返して、あーこれが完全5度だったのか‥のように高低差(ハシゴの長さ)を振り返る作業をする方が、結果として音感が養われて行くような気がする。
・例えばミはドとしっくりくる安心感のある音、ソは安定感がありでも緊張する、ドに戻りたくなる音、みたいな感覚。この例えが正しいかは分からないけど、音感がある人って結局自分なりのその感覚を持っていて、それに便宜的に『ミ』とか『ソ』とか名前をつけてるんだろう。
・ではその階段を視覚的に表す方法は?ということを考えると、色んな長短を巡り巡って、結局は五線譜と言うシステムに戻って来る気がする。五線譜凄い。マジで凄い、凄すぎる。タブ譜だとこの感覚を養うことは出来ない。(感覚が養われてる人が使うには、あるいは感覚を養うよりもとにかく早く弾いてみたい人には便利だと思う。)
・階段を見定めていくやり方だと、跳躍幅が大きくなったときになかなか難しいかも。なので、『5度』や『オクターブ』と言った高さのハシゴを持っておくこともやっぱり大切。ここはさらに和声感(コード感?テンション感?)で補える領域かも。
・知っている曲を階名で歌う訓練は、あまり意味がない。この方法では、「歌詞がたまたま階名だった」と言う以上の効果を得られず、別の曲への応用に欠ける。また、同じ旋律でもコード進行が異なる、と言ったパターンに際して、音程感覚が養われにくいと感じた。もちろんやらないよりはやった方がよい。
・こういう感覚が研ぎ澄まされれば、本当は音名も階名も、名前すら必要ではなく、ただ指板のこの位置、この鍵盤みたいなのを紐づけるだけでもいいのかもね。

トレーニング手段


下記の手段、あとピアノとギターを持って音程取って訓練してます。
真央ん大学「相対音感講座」

ずっしーの音感トレーニング

洗足オンラインの旋律聴音

かえるのおとあそび

MyEarTraining

ソルフェ音楽専門学院

新曲視唱


実践と手応え(詳細)


・開始1週目
レッスン1~4(ドレミ、ドミソ、ドソど、ラドミの聞き取り)を試し中。集中してればだいたい当てられるけど、たまに普通に間違える。これは寝ぼけてても間違えないわ~となりたい。

・開始2週目
レッスン1~10(3音聞き取り、上昇にパターン+下降パターン)を、朝晩時間を見つけて練習中。加えて、ギターを手にしたときは音名を歌いながら弾く時間を持つようにしました。音を聞くことには少し慣れてきたけれど、聞き取りの精度を上げるにはまだまだ時間がかかりそう。

・開始3週目
レベル1(3音上昇/下降)の正解率が上がってきたので、レベル2(4音)に挑戦中。練習中に、空港で耳にする謎の音が『ソーミーソードー♪』であることに気づきなんか嬉しい。

・開始4週目
レベル2(4音上昇/下降)を繰り返し訓練中。だいぶ精度が上がってきた気がする。真央ん大学に合わせて「ずっしーの音感トレーニング」も毎日実施してみる(毎日とは言ってな以下rya)。このアプリは凄くいい感じなんだけど、基音が提示されないので難しい。勘ではなく訓練をするためには、他のトレーニングも併用した方がいいように思う。

手応えとしては、ド始まりのフレーズは聞き取り精度が上がってきた実感がある。ただしフレーズを聞いたあとから音を考えていて、フレーズが階名(音名)で聞こえてくるような感覚はない。ここがいつかは変わるだろうか。

・開始5週目
4音トレーニングにはだいぶ手応えを感じてきた。ただ、頭で考えている感が否めず、感覚で分かる、と言うのはまだ芽生えていない。そのままスケール5音発声練習に突入。これは当て勘要素のない純粋な訓練なので、なるべく毎日やることに決める。

同時に、簡単なコードは理解していると言う自分の強みを活かして、和声の中での音程変化を感じ取る訓練を始めた。具体的には、C(ドミソ)、F(ドファラ)、Am(ドミラ)の3つを順番に弾きながら構成音を歌うことで、和声の響き/各音の働きと一緒に音の高さを聞き取って覚える訓練をしている。なんとなく意味はありそう、知らんけど。という訳で、自習用にこんな図作った。頭では分かる、を感覚と結びつけたい。



・開始6週目
相変わらず、発声トレーニングを中心に訓練中。家族に「よく続くなー」と言われるくらいには、毎日ずっとやってる。ずっしーの音感トレーニングアプリのステージ1, 2で、コンスタントに10,000点近くを取れるようになってきたので、そこの実力は確実に上がってきた。

・開始7週目
ブログの更新は漏れてしまったけれど、トレーニングは毎日続けています。音感テストよりはトレーニングが重要かな、と考えて階名発声練習中心、たまにテストをしておぉ!とかうーん⤵とか一喜一憂してる。
 
・開始8週目
相変わらず発声トレーニングを中心に毎日取組み中。続けるだけなら任せとけ!しかし相対音感って、パーシャルで見ると(聞くと?)ソラシって聞いてもドレミと答えちゃうよね。

・開始9週目
真央ん大学さんの、「スケール発声トレーニング」と「音階幅トレーニング」を中心に毎日続けています。音階幅トレーニングにかんしては、チャーチモード(イドフリミエロ)も同時に意識するようにしています。

・開始10週目
引き続き日々トレーニング中。音階発声で練習している飛び音スケール「ドファレミド」「ドソレファド」「ドラレソド」「ドシミラド」と言った音階が、少しずつ体に染み付いてきた。このあたりを足掛かりに、臨時調号のない曲はメロディ解析をできるように訓練したい。

The Rose(Bette Midler)の音階「ドーレドミー ミーファーミミレー レードー ドーレーミーミー」を鍵盤もギターもなしで頭で考えて当てられました!旋律から階名が浮かんだわけではなく、この旋律なら全音か?半音か?とか考えてやっただけですけど、、まぁできなかったことができたんだから、これは素晴らしいこと!この調子で日々トレーニング頑張ろう。少しずつは成長してんちゃうか~(^^)

・開始11週目
そろそろ開始何周目かパッとわからなくなってきた(’ ’  シドとかレドとか、ごく簡単なフレーズは階名で聞こえる時が出てきたので、少しずつではあるが感覚は染み付いてきているようだ。

・開始12週(3ヶ月)目
ずっしーの音感トレーニングアプリのステージ1で、14,923点→16,315点と2日連続でハイスコアを記録。開始6周目時点では、『1万点近く取れるようになった!』とか言ってたわけなので、凄く成長したんじゃないかな^^ 少しレベルが上がったので、しばらくはメニューを切り替え真央ん大学レベル4で、オクターヴ感覚を鍛えていこうかと思います。

・開始13週目
オクターブ練習の中に5度音の練習も織り交ぜてやってますが、これが案外難しい。ドソどソド、はぱっと階名で言えても、レラれラレ、とかラミらミラ、とかワンクッション考えないと出てこない。ここらへんは、考えなくても5度音が出てくるくらいになると、色々聞こえ方とかも変わるかもしれないと期待して続けたい。

・開始14週目
とりあえず5度音は、集中しなくてもさらっと歌えるようになってきた。ドミナント→トニックの解析とか、少しは効果が出るのではないだろうか(と期待)。

・開始15週目
ちゃんと毎日練習してるけど、残念ながら少し伸び悩み中。蛍の光の出だしは4度、スターウォーズ・ジュラシックパークの出だしが5度、と言う有名な話があるけど、確かにこれを使うとドファとドソは音を取れる。トレーニングとしての地道な練習とは別に、『過去に音程を覚えている』曲に階名を割り当てて、階名付きフレーズの引き出しを増やす取り組みをぼちぼちやっていこうかと思う。

・開始16週目
訓練自体は楽しいので毎日続けているものの、聞いて歌う練習だけだとなかなか成長しないのでは、との危機感をいだき始める。自分が発声している音程幅をもっと明確に理解しないと駄目なのでは??との不安が付きまとう。という訳で、スケール発声時にはイオニアンとエオリアンからの半音遷移を明確に意識するよう、下記譜面?を準備、これを見ながら歌うことにする。



後は、メロディをすでに覚えているJ-Popに階名を当てて歌う練習を日常的に開始。ギター曲ではなくポップスで行っているのは、固定ドと移動ドの混乱をギター演奏にはまだ持ち込みたくないため。毎日スピッツ歌っとるで~~。

・開始17週目
自分が発声and/or聞き取り訓練をしている音階幅を明確に把握したく、こんな図も作った。楽典とかレッスン本を買えば載ってるものなので本当は自分で作る必要ないんだけど、、自分で手を動かした方が頭に入るかな、と言う個人の願望の問題。。またまだ練習続けるで~。


・開始18週目
単音聞き取りはいまいちうまくいかんけど、和音の聞き取りは少しは出来るんでは?と期待しながらまだまだ練習継続中。ちなみに風邪を引いたらしく今週は大好きなギターのレッスンも休んだなどと供述しており、早期の回復が望まれるところである。

・開始19週目
音階や和音構成音の発声は間違いなく能力が向上してきた。何もないところでドミソとかラドミ、とか、少しずつ歌えるようになってきている。しかし、肝心の聞いた音が階名とリンクする感覚はまだ芽生える気配がない。ずっしーの音感トレーニングは、繰り返せば高得点を取れるときもあるけど、逆に調子が悪いときもあり、前よりスコアが乱高下するようになっているような気がする。成果がなかなか見えないけど、踏ん張りどころかなぁ。

・開始20週目
これまでになかった経験として、聖者の行進のメロディがドミファソーと階名を伴って頭の中に流れ出す、と言うことが起こった。それもお風呂の中で。慌ててお風呂を出て確認したら、階名があってた!聖者の行進は過去に音取りしたことはないと思うので(何ならタイトルもあやふやだったくらいなので)、これは音楽トレーニングの成果ではないかなと期待する。こう言う経験が増えていくといいなぁ。

・開始21週目
今週は、基本に立ち返る意味で1,4,5度の音程聞き取りの頻度を上げています。考え出すと4度か5度かわからなくなってしまう(+_+) 音程幅と言うよりもキャラクターで捉えられたらなぁ、と期待してるんだけどね。。

・開始22週目
先週から継続の1,4,5度の訓練に続き、ドミソとファラドの聞き取りも強化。まぁ集中してれば少しはマシになった。なった?なってたらいいな。さらに、洗足オンラインの旋律聴音を、時間がある日のメニューに追加。似たような違うメニューを行ったり来たりしながら、気がついたらできるようになっている項目を増やしたい。

・開始23週、6ヶ月目
朝は真央ん大学で発声トレーニング、晩は洗足オンラインで旋律聴音、気が向いたときにずっしーの音感トレーニングで点数チェックしてます。洗足オンラインの聴音は、今の私にはちょうどいいですね。ポップスとかだと音数や和音が邪魔(?)をしたり、実は臨時調号が入ってたりというパターンもあります。ハ長調の調号なしに絞って練習できるのはいい感じです。こまめにやってきたトレーニングの成果を聴音で確認し積み重ねられてる感じがする。スランプ脱出したかもしれません!

変わりに、ポップスのメロディを音名で歌う訓練は1度中断しています。これは、あまり手応えを感じられなかった。。終始音がドとは限らなかったり、転調してたり、後ろで非和声音が鳴ってたり…と言うのは私にはまだ早かったかもしれない。

・開始24週目
トレーニングメニューは変更なし。洗足オンラインは毎日新しい問題を1つ、可能な限り全曲復習で進めて、ステップ1の課題15まで来ました。課題が15個あると1問1分でも15分かかる。。このレベルはおおよそわかるようになってきたけど、音に跳躍が含まれると途端に不安になる。。先を急ぐよりは、完全に理解し刻み込まれるメロディパターンを増やして行くことの方が大切なんだろうなぁ。

・開始25週目
トレーニングメニューは変更なし。洗足オンラインは、ステップ1課題21まで進んだ…ちゃんとほぼ1日1問のペースで新曲挑戦してる……。楽譜→歌唱のレベルが上がってきた気がする……しかし聞いた音の聞き取りは、、なかなかレベルが上がらない。。やっぱ跳躍入ると突然難しく感じますね。殻を破れる日が来るのかはよくわからないけれど、半年前の自分より成長してるのは間違いないから良しとしよう!(と自分に言い聞かせる)

・開始26&27週目
年末年始は家族で久しぶりに義実家に帰省するなどし一人の時間が取れなかったため、ギターを弾くどころか音感トレーニングもほとんどできませんでした。この記事の更新も休んでしまったぜ!けれど、またぼちぼち練習再開していきます~。休んでる間に全部忘れてたわ!みたいなことにはなってないようでよかった(・_・;)

・開始28週目
洗足オンラインステップ1の課題30個、終わりました~!全部覚えるつもりで復習を繰り返していきます。合わせて、真央ん大学でレッスン148(全音半音判別)を新たに開始。この調子で頑張ってくで~。

・開始29週目
洗足オンラインのステップ2課題3でハ短調が出てきて絶望中、、イ短調が出てくると思ってたんだけど……。とりあえずは、ステップ1を全部洗い直して、ギター片手に全部歌えるように反復練習してます。あとは、真央ん大学でレッスン141(3和音3連続音テスト)とレッスン148(全音半音判別)やってます。そろそろ、固定ドか移動ドかの方向性決めていかないとあかんな~。

・開始30週目
音の聞き取りをできてるときは、音程幅を感じてると言うよりは、基音(ド)を元に音の性格で判断してるような気がする(それが相対音感だと言われたらそれまで)、、とすると、移動ドで楽譜読めるようになった方がいいのだろうか?できることが増えると同時に悩みも増える…

・開始31週目
最近また伸び悩み、、なのは移動ド固定ド問題を先送りにしていて次のステップがイメージ出来てないからかもしれない。そんな状態なので、あまりメニューを限定せず、気が向いたフレーズをギターで弾きながら移動ドで歌う、みたいな感じに寄せていってる。言うても目標はあくまでギター演奏に活かすことだから、、

・開始32週目&33週目
あまり目立った進捗はないですが地道に訓練続けています。洗足オンラインはステップ2の課題11まで来ました。飛び音が増えてきて難しい。。新たな課題挑戦よりは、過去の課題リピートに軸足を置き、旋律ストックを増やすことを念頭に練習しています。

・開始33週目
トレーニングメニューに少し変更を加え、訓練に飽きないように注意しつつ続けています。この記事更新するにあたりずっしーの音感トレーニング久しぶりにトライしたら、間違えまくった(´;ω;`)

・開始34週目
ゆっくりの曲でできることを増やせるように日々の練習を続けています。今の課題は、主音ドをいかに早く特定するか。それができればメロディ感も少しはマシになってきていると思う。という訳で、旋律を聞きながらドをめっちゃイメージしてます。

・開始35&36週目
洗足オンラインステップ2で、初聴で分からないフレーズが増えてきたので、気分を変えて「かえるのおとあそび」チャネルでレベル2あたりのトレーニングを実施。特に、主和音が変わっていく中でもドを特定できるような訓練をしています。

・開始10ヶ月目
洗足オンラインは一度中断。かえるのおとあそびの8-1, 8-2あたりを覚えるつもりで繰り返している。これだと一回の練習で訓練できる旋律数が多い、という理由ですね。

・開始10ヶ月目
今さらではあるが、新しい旋律聞き取りに手を出すのは止め、自分の中で尺度となる音程を作れるようにする訓練を中心に変更。。主和音からドミソを特定する訓練には慣れてきたので、長三和音でC, F, G、短三和音でAm, Dm, Emの構成音を歌う練習中。

・開始11ヶ月目
頭の中に適当に思い浮かべた基準音を基に、そこから旋律を歌う訓練にしばらく集中特化。具体的には、ある音から
・ソファミレド(orレドシラソ)と、
・ドシラソファ
をいつでも取り出せるようにひたすら練習。長三和音の響きを感じつつ、ソ→ファ(レ→ド):M2とド→シ:m2の区別をつけて歌えるように。今まで漠然とした練習を繰り返してしまうことも多かったが、こういった超具体的なスキルを1つずつ得ていくことが大切なのでは、と1年近くかかってようやく気付きつつある。

・開始12ヶ月目
旋律聞き取りの実力的には、、少し伸びた気がする!
・ハ長調
・臨時調号なし
・4分音符(bpm60時)
上記の条件で、先月まで「正答率8割あるかどうか」と言ってたのが、9割越えくらいには上がった感じ。特に、考えながら2回目を聞くと精度が上がる。例えば、下記動画は初めて全問正解した。
真央ん大学Lesson148半音全音特化トレーニング

・開始1年1ヶ月
MyEarTrainingのトレーニングを開始。これは、かなりいいアプリですね。日本語版がないのが残念ですが、初歩的な知識を補完できるなら本当にオススメです。正答率100%に拘りすぎず、まんべんなく聞き取れる内容を増やしていけるようメニューをこなすつもりです。

・開始1年2ヶ月
聞いたメロディに音名をつける能力がどれほど鍛えられたかは、分かりません!ただ、移動ドで楽譜を読む力は、(訓練として主にそれをやってるからですが)地道に鍛えられているように思います。

練習としては、身に付けたいメロディを、いくつかの調で譜面に記入し、それを音程を感じながら毎日幾つか歌う。その中で、自分の中で音程を感じ作り出す訓練を続けています。アプリ系でたまにテストをやると、それなりに出来なくもないこともない、って感じ。


・開始1年4ヶ月
「譜面を見て歌えれば、聞いても分かる」を合い言葉に、歌う練習を頑張っています。それから、楽譜を見ずに演奏できるギター曲のメロディを、移動ドで確認し直す作業を少しずつ……加えて、指板上でのフレットの位置と音程の関係性を再構築したり……

というわけで、「メロディ聞いたら音程が分かる」とか言うレベルには全然到達しないですし、「これができるようになった!」と単純化されたスキルとして明確に提示するのは難しい状況です。それでも、色んな積み重ねがギターを楽しむスキルとして少しずつ下積みされていく感覚があること、加えて音感トレーニング自体が楽しい、この両輪でもう少し続けてみます。

・開始1年6ヶ月
「聞いて階名が分かる旋律は歌える。聞いても歌えない旋律は階名も分からない」「譜面を見て歌えれば、聞いても分かる」

この2つの命題は、音感トレーニングに関して調べると頻繁に見かけるものです。しかし、私は理論的には理解しても、感覚としては分からないまま1年以上が経ってしまいました。それが、最近ようやく実感し始めています。訓練を続けて1年半、これは手応えと言えるのではないでしょうか。

これら2点強化するために、聞き取り訓練としては、例え解明が分からなくても鼻歌で歌うことを前よりも意識。また、楽譜の視唱力を強化するために、新曲視唱のアプリでの訓練を開始しました。このアプリ、ダークモードだと楽譜の五線が表示されない、というのが引っかかってこれまで導入を見送っていましたが、もっと早くトレーニングに取り入れるべきだったと後悔しています。今は、このアプリを実行するときだけスマホのダークモードオンオフを切り替えてます。

・開始1年8ヶ月経過
新曲視唱アプリのお陰で、移動ドでの譜読みに抵抗がなくなりました。また、能動的に音程を取れる旋律が増えてきました。ファとラが苦手。
真央ん大学「相対音感講座」 の階名発見トレーニング(Lesson89~96)を使って、任意の調の中で音の役割を感じる練習も重点的に実施中。
・ギターで譜読みするときにも、少なくとも主旋律だけでも移動ドで歌いながら弾けるように取組中。とは言え、発表会やコンクールで取り組む曲は臨時調号や移調などで凝ったものが多いので、入門向けテキストで新曲譜読みする際から旋律感の意識付けをしたい。ということで、カルリの45のエチュードを移動ドで1からやることに決めた。
・テレビやCMなどから聞こえる基本的な旋律が、稀に音階で聞こえることがある。昔よりは取れるようになった。けどれも、基本ほとんどない。まぁこれは、出来ても出来なくてもいいか、大切なのは自分が弾く曲で音程感覚を研ぎ澄ますことだけだな、と言う気分になってきている。

・開始1年10ヶ月
主な状況はほとんど変わっておりません。コンクールがあったりしてカルリのエチュードサボってたのでまた復活しようかと思います(コンクールだからといってエチュードサボろうと言う魂胆がもうダメな思考やね)。

最近の進歩としては、視唱中に難しい音高やフレーズ(当社比)で迷子になったときに、ヤケクソや嘘っぱちを歌った後でもある程度正しく主音には立ち返られるようになってきました。あれ、これホンマに進歩なんかな…?まぁでも何と言うか、調性感とでも言いますか、ド(あるいはラ)を感じ続ける力は育ってきているような気がします。

To be continued...!

↓こちら、音階や平均律、和音とセントなどに関する知識でお勧めの著作です。この辺り勉強していたので、音感トレに拒否感なく入れているのはあると思う。↓

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コメント

No title

ずっと音感があれば演奏に役立つだろうと思っていたのですが、もうおっさん過ぎて今更無理だろうとあきらめていました。

特に音の度数が分かればいいなとは思うのですが、記事を読んでると和音の聞き取りができてきたとか・・・。

今からでもできるのか、どのくらい身につくのか、気になりながら読ませていただいてます。

Re: No title

コメントありがとうございます!

いや、和音も聴き取れる、と胸をはれるレベルではなく、メジャー三和音から外れていたら分かるかな?と言う程度です。。けれど、やってない時期からは、少しずつでも伸びてきているのは間違いないですよ!もしよければ、一緒に頑張ってみましょうね^^

先生の記事に励まされました

asao 先生

はじめまして。
ぼくはasao先生より一つ年下の1982年生まれの浅井慎也といいます。
ウクレレやギターをキリスト教の伴奏でやっています。

楽器を始めたのは、5年前くらいで、その間、英語の勉強ばかりしていた時期もあり、
実質の練習期間は3年くらいなのかなと思います。

ぼくも同じように相対音感をトレーニングしています。
最近、スピッツの楓の曲の、さよなら、君の声が ソラシド ドシラソファミ
とわかったり、
ビーズのオーマイはだしの女神よ~ が、 ドシラソファミ ファソラー
とわかったりしています。
後先生の、Tears in heavenを聴いて、ミドソソミ ファファミレドミレ
みたいに、すこしづつわかるようになりました。

音楽がどんどん楽しくなりますね。

練習メニューは以下の4つです。

①知っている曲を移動ドで歌う

②視唱
新曲視唱というアプリを使い、その課題を五線譜に書き写して、それにコードをつけ、
納得がいくまで、練習します。
そのあと、スマホの前で歌をテストして、細かな音程のずれをチェックしてもらいます。

③聴音
これは、知っている曲の階名を考えてみて、ギターでテストしたり、
あと、小中学生のための、徹底、音感トレーニングという本がCDつきです。
この本は、課題にメロディとベース音が一緒にあるので、それがよいです。

④コード伴奏を覚えるとき、ルート音の移動ドで覚える。
たとえばKey Fの曲の進行で、F ➡B♭➡F➡Cだった場合、ド➡ファ➡ド➡ソ
といった感じです。

先生の記事に本当に励まされました、お互いがよい方向にいきますように。

浅井慎也

Re: 先生の記事に励まされました

浅井様

コメントありがとうございます。私よりも浅井様の方がはるかに音感が鍛えられているようで、素晴らしいと思います。先生と言われるとこそばゆくて恥ずかしいです笑

列挙いただいたポイントに関して、おっしゃる通りインプットとアウトプットのバランスが大切なのでしょうね。私はいまアウトプットの練習を重視していますけれど、またインプットの練習も続けていきたいと思います。

コメントいただきこちらこそ励まされました。お互いに、これからも音楽を楽しみつつ頑張りましょう!

ありがとうございます

asao先生

本当にその通りですね。

発声できる音程は、聴きとれるから、アウトプット(階名➡発声)重視がよいという意見が結構ありましたので、ぼくも、ずっと、アウトプット重視してきて、最近、聴音も少しやっています。

そして、アウトプットするとき、その階名の背後にある和音を意識して、するとよさそうですね。

Ⅰ(ソーミー) Ⅳ(ファーラー) Ⅴ(シーレー) I(ド)

Ⅰ(ドミソ) Ⅳ(ファラド) Ⅴ(ソシレ)

歌っていても、とても気持ちいいですね。
このコード進行だけでも、無数のメロディがつくれますね。

はい、お互いに楽しみつつ、頑張りたいです、励ましのメッセージありがとうございます。

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Re:

A様 コメント、お気遣いありがとうございます。ご紹介の件、著者に関しては存じ上げていますが、著作の方までは知りませんでした。スマホアプリや自分の記譜以外で手元に置いておける紙面の学習本は、探してはいるのですが今のところピンとくるものに出会えておりません。なるべく目を通してから買いたいなぁ、と思うと本屋に在庫があることが前提になるので。。と、この感覚が前時代的なのかもしれませんね、、

麻尾

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ピアノの鍵盤、階名表示

Asaoさま

いつも素晴らしい内容の記事をアップしてくださり
ありがとうございます。

ピアノの鍵盤の各keyでの階名表示の
図をつくりました。

例えば、きらきら星は、1155665 443321で、
この音階さえ覚えれば、どのkeyでも図を参考にすれば弾けます。

あえて、1234567を使ったのは、固定ド音感の人に嫌な思いをさせないためです。

以下のアドレスでダウンロードできるようにしてます。
ぼくはこれでピアノが楽しくなりました。
https://drive.google.com/drive/folders/1YuAMIuSIftXxnZu-fFQm8rtz035tpdOf?usp=sharing

Re: ピアノの鍵盤、階名表示

浅井様

いつもコメントありがとうございます^^

私はトレーニングを始めた頃に、固定ドと移動ドどちらが良いか、と知り合いの音楽家に色々聞いたのですが、その答えの中でとても印象的だった答えがあります。多くのコンクールで輝かしい成績をおさめられているある方の答えは、『自分が固定ドか移動ドかなんて気にしてない。自分が弾いている音程を把握して感じることが大切なだけで、それいじょうは気にしてない。』というものでした。最近、その意味が分かるような気がしてきたなー、というのを、お教えいただいたディグリー表記の図を見ながら思い出しました。

コメントありがとうございます

麻尾さま

そうなんですね。

ぼくの友人は、どんな曲でも、その曲にふさわしい伴奏を即興でしてくださります。
今日、ぼくが、グリーンスリーブスという曲を単音で弾いたら、すぐに伴奏して下さりました。

彼もそのような境地なのかもしれません。
移動ドやら固定ドで考えてる雰囲気ないです。

ぼくは、やっぱり、移動ドなり、度数表現など、文字情報に変換していないと
演奏できないです(笑)。

だけど、移動ドだと、とてもメロディを覚えるのが、覚えやすいので、
個人的には、大好きです。

固定ドの人を混乱させてしまうので、1234567表記で階名を歌えるように練習中です。

達人の境地の状態を教えて下さりありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

浅井慎也

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Re: 音程ソフトの紹介

A様 コメントでプリマヴィスタ(河合楽器)のご紹介ありがとうございました。販売終了しているのですね。今使っているアプリ「新曲視唱」で移動ドかつ複数調性を設定することで、視唱(そのチェック)としては機能が十分かなと今のところは考えています。以前にこのアプリのこともお教えいただきましたね。その時はあまりピンときていなかったのですけど、最近は毎日欠かさず使っています笑 お教えいただきありがとうございました。

ありがとうございます

Asao様

ありがとうございます!

しばらく、このサイト確認してませんでした(@_@)

視唱で、きちんとした音程自分が歌えるようにトレーニングするのは、よい、イアートレーニングみたいですね。

音あてアプリは、実力テストにはよいみたいですが、音質を変えたら、とたんに音あてれなくなったり、するので、自分の声で出す練習が、重要だというコメントをこないだ、見ました。

ドレミで聴こえたりは、まだ、ないですが、ギター持つと、記憶にあるメロディを再現するスピードは速くなってるように思います(^o^)

これからもよろしくお願いします。先生のクラシックギターの演奏大好きです。
これからもよろしくお願いします。

Re: ありがとうございます

浅井様 いつもコメントありがとうございます! ここのところ少し忙しくて音感トレーニングもギターもあまり時間が取れていませんでしたが、、なんとか続けてはいます。お互い楽しんで続けられるといいですね^⁠^
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