澄み切った空 (Q.シネーシ)
大萩康司さんがNHKトップランナーに出演したときにこの曲の演奏を披露。見た瞬間、「俺はこの曲を弾くためにギターを始めたんだ」と思った曲(実話)。録画したビデオテープを繰返しみました。大阪池田の米阪先生のページで
パーカッションに関して詳しく説明されていますのでどうぞ。この曲と「フォーコ」のおかげで、「あしゃおはいつもギターを叩いている」とあらぬ噂を立てられました(まぁ事実)。
ブエノスアイレスの春 (A.ピアソラ、ベニーテス編)
タンゴの革命児アストルピアソラの代表曲、ブエノスアイレスの四季より春。ブエノスアイレスの四季は、S.アサドによる超絶編曲が有名なものの、ギターらしさをうまく生かしたアレンジとしてはベニーテス編も非常に優れていると思う。この編曲を初めて聞いた時に、半音違いの音の重なりが曲中でこんなにも格好よく聞こえることにショックを受けました。
タンゴアンスカイ (R.ディアンス)
曲名を直訳すると、なめし革のタンゴ。本革ではない偽物ということです。ディアンスが即興で演奏したところし大きな反響があり、正式に発表されました。車?のCMで村治佳織の演奏(VTR付)が使用されていたように思います。なんていうか、単純に格好いいよね。速弾きやラスゲアードなど、見た目にもインパクト十分。ディアンスが二曲目の入選です。
鬼才にして天才 早世したローラン・ディアンスを悼むサンバースト (A.ヨーク)
現代のアメリカでもっとも有名な作曲家、A.ヨークの出世作、サンバースト。初めてこの曲を村治佳織さんのCDで聞いた時は、てっきり二重奏だと思っていた。新入生のとにに訪れたサークルオリエンテーションで、先輩が「ソロ」でこの曲を弾いているのを見て、マジか、と絶句し入部を決意。特に当時は、木村大さんの早いテンポで若さとテクニックに任せて突っ走る姿勢に、若者として憧れました。
ダブルドロップDという特殊調弦なので、挑戦する人は要注意。ここでは、York本人の、イントロダクション付きサンバーストを紹介します。副題にJubilation(歓喜)とついているのは今知った。
アストリアス (I.アルベニス)
アルベニスはスペインの有名な作曲家、ピアニスト。この曲も元はピアノ曲ですが、いまやギター演奏の方が有名なのでは。大学のクラブ発表会でこの曲を聞いて、マジで格好よさに叫びそうになりました。後述する夢のかけらの終盤は、明らかにこの曲を意識していますね。全編通して名曲ですが、年を取った最近では緩やかな中間部のよさに気づかされます。とはいうものの、出だしの緊張感と盛り上がりは、初めて聞く人の度肝をぬくことでしょう。2019年に公開された福山雅治主演の映画「マチネの終わりに」では、緊張が高まるシーンで常に本曲が流れ、観客の心を惑わせました。
あるタンゴ弾きへの哀歌 (M.プホール)
ピアソラで衝撃を受けた私が、ピアソラリスペクトのアルゼンチンギタリスト M.プホールに魅かれるのはある意味必然でした。大学時代に弾き始め、卒業の後ギター教室でも弾き続けた数少ない曲の1つ。見た目の派手さ、アグレッシブさの割に左手の技巧的にはそこまで難しくありません。これはM.プホール、というか優しいギタリスト作曲家の特徴かも。まぁギタリスト作曲家でもアサドみたいな変態もいますが。。曲の解釈に関しては、
こちらの記事で詳しく紹介していますのでどうぞ。詳しく紹介しているわりに、動画では低評価が多くて悲しかったりする。。というわけで本動画は若かりし管理人あしゃおの演奏です。
番外編
夢のかけら (幸塚淑夫)
仮面ライダー555の劇中歌として作曲された幻の名曲で、私の動画で最も視聴されているありがたい曲。上記タンゴアンスカイとアストリアスの動画を見てもらえば、幸塚先生の遊び心が伝わると思います。詳細は
こちらです。
今現在、もうすぐ38歳になる私は、他に好きな曲や弾きたい曲がたくさんあります。しかし、X Japanが好きで、GLAYに憧れバンドをしていた学生時代、あのころにこれらの曲に出会ったからこそ、いまのギター生活があるのだろうと思います。
クラシックギター向けの曲は、作編曲ともにソロが圧倒的に多いのが実情かと思いますが、重奏にも格好いい曲はもちろんたくさんあります。 今日は、私が取り組んだ事のある、あるいはいつか取り組みたいと思っている曲の紹介です。ソロ曲紹介にもまして、私の好みが反映されていますがご勘弁を。7曲にするつもりが、厳選しても9曲になってしまった。。...
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