調査方法
・第41回~45回ギター音楽大賞のパンフレット、および
公式サイトの入賞者情報を元データとする(筆者が参加してパンフレットを所持している期間を集計対象としただけ)。なお、西暦ベースにした方が面白いと思うので下記年度換算を行う。
2016年:第41回
2017年:第42回
2018年:第43回
2019年:第44回
2020年:コロナ禍の為中止
2021年:第45回
・エントリー氏名をもとに、著者が独断で男女を判定し集計。重奏/アンサンブル部門は集計から除外。
(この時点で情報に正確性はないことがわかる)
・ついでに、年齢層別のデータも集計
学生:小学生/ 中学生/ 高校生/ 大学生 各部門の合計
大賞:大賞部門
一般:一般/ 上級 各部門の合計
シニア:シニア55歳/ 70歳以上 各部門の合計
※1:ダブルエントリーの方は重複計上
※2:大賞部門/上級部門は課題曲事前審査があるため、参加者数≠応募数です。
・サンキューPowerBI
結果
①年度ごとの男女比推移
おおよそ男性3:女性1で毎年推移。入賞者数は、応募者の割合から大きな乖離はなし。下段の円グラフは全期間データを示す。

②年齢構成推移
学生部門およびシニア部門で参加者を取り込み大きく成長中。ただし、2021年度の参加者は120人近くに迫っており、さらに重奏/アンサンブル部門もあることを考慮すると、2日間開催としては時間キャパシティの上限に近づいていると思われる。来年以降はエントリーを絞りこむための事前課題曲強化が行われるかも(筆者の想像です)。

③年齢層ごとの男女比
シニア部門で女性の参加者がほとんどいないことに気づいたため、載せました。他の部門に対してシニア部門の女性の割合が明らかに低くなっています。これは何が要因でしょうね。

考察、感想
今回の集計作業をしていて、「この名前の方は男性だろうか、女性だろうか・・?」と悩むことがあり、その悩み自体の無意味さに何とも言えない気分になりました・・。そもそも音楽と性差は関係あるのか、と言うとないのでしょう。ただし、クラシックギターという楽器では手の大きさが悩みの原因になることも否定しきれない事実の一つ。もし、女性参加者の比率の少ない理由がそこにあるならば、ショートスケールのギター選択肢が増えることでその課題が取り除かれるといいですね。そして、性別年齢に関係なく、今後ますます多くの方がギターを楽しめる時代がくることを祈ります。しかし、PowerBI便利だね。
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