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クラシックギター用の椅子は高さ40cmを目安に

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オススメの椅子の高さは約40cm


自分がどこかで演奏するとき、ギターはもちろん持っていきます。また、足台も持参しますし、また一般的なものなので借りてもたいていの場合問題ありません。譜面台も、必要であれば持って行けます。けれど、さすがに椅子を持っていくわけにはいきません。で、椅子の高さが変わると、演奏姿勢が変わってしまい、最悪の場合演奏に支障をきたす・・と言うのが結構大きな問題なんです。
身長や体系、フォームによってもちろん人それぞれですけれど、私の目安とするおすすめは、40cm程度の椅子です。演奏機会で事前に要望連絡や確認が可能な場合は「床から座面までが40cm程度で、肘掛けのない椅子を用意してください」とお願いするようにしています。45cmの椅子でも弾けるような準備はしていますけれど、身体的には正直辛く、体に緊張が必要な姿勢になってしまいます。

目安は太ももが床と水平になること


目安としては、自分の太ももが床に対して水平になることです。このとき、思っているよりも少し低めくらいを試していただけると、私の言う「おすすめは40cm」の意味をご理解いただけると思います。水平に出ているつもりでも太ももが斜めに降りていることはあって、これだとギターが安定しづらくなります。

ちなみに私は約身長170cm、足の長さも普通のよくいる一般人(のつもり)です。「犯人は中肉中背、20代~30代の男性、黒いパーカーに黒いジャージを着用」のニュースにびくっとするタイプ。いや、最近中肉じゃなく小太りなど諸説ありますが、ここは筆者の想いを(以下略

背の高い方はもう少し高い椅子でも、小柄な方は低い椅子を用意するのもよいでしょう。あくまでご自分にあった椅子を見つけましょう。ただし、高さ調整機能付きの椅子を購入する場合には、調整範囲の確認が必須です。

高さ調整機能が欲しければチェロ用椅子がおすすめ


いざ自宅用に椅子を買おうとすると、高さ調整機能付き、かつ肘掛けがないということでピアノ椅子が魅力的に感じます。しかし、これはおすすめできません。ピアノ椅子はだいたい50cm程度の高さで調整するものが多く、最も低い設定にしても45cm以上のものが多いためです。ピアノ椅子は演奏対象がピアノですから、体制の前提がクラシックギターとは異なります。十分にご注意ください。

演奏姿勢としてはチェロの方が近いようで、他楽器用の椅子を転用するのであればピアノ用よりはチェロ用の方がおすすめです。こちらは40cm周辺で高さ調整可能なものが多いです。実は、クラシックギター用として売られている某メーカーの椅子は座高41cm~のものだったりもするので、むしろこれよりはチェロ用の方がいい可能性すらあるかもと思っています・・。改めて、注文の際には座高調整範囲をしっかり確認してください!


お勧めスツール nene


私が実際に日常使いしているのは、大阪にある家具屋さん、うたたねさんの"nene"と言うスツールです。標準高は450mmですが、オーダーメイドで高さも選べるので、400mmも作って頂きました。座面のフェルトも、困るくらいたくさんの種類から選べます。今回は赤と緑。
ギター用が、左の赤400mmです。シンプルな木製家具うたたねのneneスツールのショップはこちらhttp://utatane.shop-pro.jp/?pid=10025115




6年前今の家に引っ越しした際に、色々家具を新調しました。それに合わせ、ギター用に椅子も購入しました。家の打ち合わせをするときのハウスメーカーの事務所に置いてあった椅子に惚れ込んで、家具屋を紹介してもらった思い出の品です。ギター専用の椅子ではなく食事などにも使用する普通のスツールなんですけれど、座り心地があまりにも良かったので、ギター用途を兼ねて購入しました。引っ越しのあと2ヶ月のときに書いていたコメントがこちら。





引っ越しし、この子たちが来てちょうど2か月ほどになります。これ、ギターを弾くのにちょうどいいです!ちょうど良すぎて、家以外で弾く時にしっくりいかないんしないかと心配になるくらいに…(汗)



さて、6年たってどうなったか、、使い古されることもなく、今でも元気に綺麗に愛用しております!リビングにずっと置いていますけれど、奇跡的にお茶やジュースをこぼされることもなく。いや、書いていて思いましたがこれ本当に奇跡じゃなかろうか。引っ越し当時から変わらず1番きれいなのは、このスツールかもしれません。あ、あともちろんギターね。、

ボディマッピングの知識も役に立つ


ところで、どんな体勢でもどんな椅子でも、満足のいく演奏ができるようにとの思いから、もっと基本的な演奏姿勢を見直したいと思って、最近この本を読み始めました↓↓


非常に簡単に説明すると、人間が通常頭で理解している身体のあり方(=ボディ・マッピング)には結構間違っているので、それを正しいマッピングに戻して無理のない体の動作を心がけましょう、と言うものです。例えば、 解剖学的には「ウエスト」とは存在しなくて、身体の前屈は「股関節」で行うのだ など。ギターの知識と身体の仕組み、そして体の動きを一致させることは非常に重要なことだと思います。椅子の高さに関しても、どの程度の高さが良いか様々なものを試して、自分に合う高さを選んでみてください。

クラシックギターのための、腕・手の脱力方法

あとがき
多少値がはるとはいえ、いいものは長持ちしますし、長く使おうと思うものです。neneはいい買い物をさせてもらった、と改めて振り返る逸品でした。ギター用途にはもちろん、リビングに置くのにもちょうどよいので、よければみなさんも購入検討してみてくださいね。自分に適した高さがすでにわかってらっしゃる方には、neneは本当にお勧めです!


興味があれば、うたたねさんのホームページ覗いてみてくださいね。⇒コチラ  nene以外にも素敵な家具がいっぱいです。


2014/6/28 初投稿
2020/7/8 修正追記
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