2021/08/08
ひなた(日向) 佐藤弘和
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佐藤弘和作曲、ひなた(日向)を演奏しました。
佐藤弘和さんは、友人のお子様に書かれたベイビーズ・ソングというシリーズの楽曲を作られています。本楽曲もその一つで、”to H.S.”とクレジットされています。未発表作品として、現代ギター2017年3月号に掲載されています。電子版はこちら。
左手小指を怪我されたお父さんに作られたとのことで、小指(4指)を使わずに演奏できるように作られています。
例えば一番最後の和音、通常ですとDの和音で最高音はレなのです(左)けれど、これだと4指を使うことになるんですね。なので、3指で演奏できる、最高音がドのDmaj7の和音となっています。この一音の違いで、最後4指を使わずに済むわけです。

メジャーセブンスの和音というのは、少し浮遊感のある、優しくどこか陰りのある、そんな響きです。その響きに合わせて曲中でメジャーセブンスの響きが多く出てきます。メジャーセブンスの優しい響きの裏に怪我した方への思いやりが隠れていると思うと、もっと美しく感じますね。
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