2020/05/06
クラシックギターの魅力 ~消えゆく音の美しさ~
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テレビ朝日系列「題名のない音楽会」の2011年1月30日の放送では、武満徹の特集が放送されていました。タイトルは、「日本の巨匠 武満徹~音が沈黙と測りあうとき」でした。これは、武満氏の著書「音、沈黙と測りあえるほどに」から取られていたようです。
武満徹さんは日本を代表する作曲家で(1996年に逝去されています)、クラシックギタリストにとっても大変重要な楽曲を作・編曲もなさっています。
武満徹さんの音楽を評して、指揮者の佐渡裕さんは「耳を澄ましたくなる。音が消えていくまで耳を傾けていたくなる」と語っておられました。また、作曲家でかつては武満徹さんのアシスタントをされていたという池辺晋一郎さんは、「音が消えた後にもテンションがある。書道の世界では、文字の黒い部分が大切なだけでなく、文字がない余白の部分も大切。それと似た感覚」と述べられていました。
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