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Op241-5, Andantino(F.Carulli)を写譜して演奏した話

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久しぶりの動画投稿です。 Op241-5, Andantino(F.Carulli)
年明けから在宅ギターシリーズと称して、Twitter条件の140秒に収まる曲の投稿を続けています。けれど、YouTubeにアップロードした方が音質はよいですね。なので、140秒以内の曲はせっかくなのでYouTubeにも挙げていこうと思います。

楽譜が手元になかったので写譜してみた

この曲、パブリックドメインなので楽譜はどこからでも手に入ります。ただ、手元に楽譜を置いて演奏したかったんですよね。家にプリンタはないし、普段電子リーダを入れているスマホは録画に使うし・・ということで、短い曲なこともあって写譜しました。これが、案外勉強になりました。音楽を勉強される方は当然練習されることなんでしょうけれど、体系的に勉強してない身としては、楽譜を写す作業ってあまりこなしていないので。実際に1音1音拾っていくと、「あれ?」と思うところがあるので、作者のこだわりをより身近に感じることができました。 特に、最後の二小節に関して感じたことを述べてみます。1愛好家の見解と言うことで生暖かくお付き合いください。

低音の連打パターンが変わる

この曲では、基本的に同一小節内で1拍目と2拍目の低音パターンはすべて同じです。出だしの小節に代表される八分音符の二度打ちと、リピートマーク後後半に現れる四分音符。 ところが、最後から二小節目だけ、1拍目と2拍目でパターンが異なります。これまで通りだと、八分音符で①「ドドレレソー」とするか、四分音符で②「ドーレーソー」とするか。そのいずれでもなく、③「ドーレレソー」。意図的な何かを感じますね。 ①「ドドレレソー」とすると、低音を刻むことで推進力というか、さっと通り過ぎるテンポの良さを感じます。一方、②「ドーレーソー」なら、少し呼吸を長くとり、緩やかにしたくなります。そのいずれでもなく③「ドーレレソー」と言うことは、1拍目で少し落ち着いたうえで、2拍目からは推進力を感じて最終小節に向かう、ということでしょう。この後半から感じる推進力のもう一つのポイントを、次で述べます。

Cの和音の最後で「ラ」を使っている

この曲は、非常にシンプルな和音構成でできています。最後の2小節も、シンプルに行くならばC(ドミソ)→D7(レ♯ファラド)→G(ソシレ)で終わり。仮に楽譜に表すなら、例えばこんな感じになるかと思います(ギター的運指優先ですけれど)。よろしければ、ギターで実際に弾いてみてください。
ここを、Cコード最後の音をソではなくラにすることで、動きが出てきますね。まだ落ち着かないよ、と教えてくれます。明らかに、次の音に向けて動き出していくのを感じます。この小節は旋律的に弾いてくれ、そう言うカルリ先生の思いがわかるような気がします。 その旋律の動きに合わせて、低音のレも八分音符の二度打ちになって、最後の盛り上がりになるわけです。いやー、上手にできていますね。

音楽に楽典の知識は必要か

ただ音楽を弾くのに、知識は不要だと私は思っています。ただ、知識があるとこのように、作者や編曲者との対話が楽しめるようになるのでしょう。「ここなんで休符にしてないの?」「それはね、~~だからなの、だからこっちでこの音使ってるでしょ?」みたいなね。 演奏は好きに弾けばいい。人の演奏を否定的に捉える道具になってしまうなら、知識なんてない方がいい。でも、楽譜を巡る旅をするためには、少なからず知識があった方が楽しめるのかな。最近はそんな風に思っています。
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