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追悼 佐久間正英さん(SPECIAL THANKS)

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音楽プロデューサーの佐久間正英さん。GLAYやJUDY AND MARYをプロデュースしたことで有名です。2013年8月にスキルス胃癌であることを公表、その5ヶ月後の2014年1月に他界されました。

本記事は、2013年8月に佐久間さんがブログに公表された、「goodbye world」と言う記事を拝読したあとに書いたものです。

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佐久間さんを知らない方のために簡単に紹介すると、私の大好きなバンドGLAYのプロデューサーです。他にもJUDY AND MARYやTHE BLUE HEARTS、BOOWYなど彼のプロデュースしたミュージシャンは非常に多く、音楽の一時代を作ったと言っても過言ではないと思っています。

そんな彼が、長くて今年いっぱい持たないかも知れない、と言うことを自信のブログ(※)で公表しています。佐久間さん自身の中では気丈に整理をつけて、冷静に受けとめられてはいられるようです。ですが、そんな中にも、心の葛藤が見え隠れする次の言葉に、私は涙が出てしまいました。下記引用です。

「いつ死ぬかはわからない、でも確実にその死は一歩一歩近づいて来る …と思うと、実はそれは誰にでも当てはまる当たり前のことでしかない。自分の余命はそういう意味ではみんなとあまり変わりはない。そんな風にも考えた。癌などと言う厄介な病気になってしまったが、冷静に思えば突発的病気や事故等に会うよりは、人生を振り返ったり改めて考えたり、大切な人たちの事を思ってみたり、身辺整理の時間を持てたり、感謝の心を育てられたり。案外悪くはないのかもしれない。」

(中略)

「やりたいこと、やらなければならないこと、やりかけたこと、守りたいモノ・人、伝えたかったこと・想い…がたくさんある。それらをどうしたら良いのか、未だに皆目検討はついていない。」


実は今日は、久しぶりに大学時代のクラブ仲間と集まって飲んでいました。
もう子どもがいる友達、新婚の友達、仕事で東京に転勤した友達、皆がそれぞれの人生を歩んでいます。
みんなの近況の中に思い出話・馬鹿話も加わり、楽しい時間でした。私自身も、そんな仲間に囲まれ、また結婚もし子どもにも恵まれた。
そんな当たり前を、有り難い仕合わせだと言うことに感謝し、またいつ何があっても後悔しないように生きていきたい、と思います。

GLAYの音作りは大好きで、その音が私の胸をかきむしるんです。そのように"1音で世界を変えたい"と言うのが、クラシックギターを続けている今の目標の一つです。
そんな、音楽人生の目標を与えてくれたGLAYと佐久間さんが、今また私に、悔いのない人生の大切さを教えてくれているようです。

大切な人のことを思っているか。やりたいことはわかっているか。伝えたいこと、想いは遺していないか。


最後に今日の日記のタイトルについて、"SpecialThanks"は、GLAYのなかでも私の特にお気に入りの曲のタイトルです。出だしのベース音を聞くだけで、少し気だるく暑さの残る、でも懐かしいあの頃に私は連れて行かれます。そんな、人をどこかにさらっていく音楽が私はしたいんです。

私に音楽人生の目標を与えてくれて、そして今また私に大切なことを気付かせてくれて、本当にSpecialThanksです。佐久間さん。

手術が無事に終わること、心から祈念いたします。きっと元気に戻って来てください。

(※)2019/4/12 追記
このブログから5か月後の2014年1月、願いかなわず佐久間さんは帰らぬ人となりました。ご冥福をお祈りいたします。
ブログ内のリンクチェックをしていて、佐久間正英さんのサイトも閉鎖されていたことに気づきました。悲しいですが仕方ないですね。自分が心を揺さぶられた覚えておきたい言葉をこのブログに留めておくことができて、よかったです。

(※※)2020/3/21 追記
2020年3月現在「100日後に死ぬ」と言うキーワードを冠した創作物とそのメディア戦略が話題になっているようです。私、その方法論に関して語ることはしたくありません。ただ、佐久間正英と言う優れた音楽家が、自分の死を実感したときに残したこの言葉こそ、皆様に届けたいと思いました。死を真剣に考える機会と言うものは、決して遠いものではありません。


期待通り期待を裏切ることの素晴らしさと難しさ 20年ぶりにJUDY AND MARYを振り返る


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