まずは大阪伊丹空港から福岡空港へ、ボンバルディアのCRJで向かいます。コロナ以降飛行機に乗るのは初めてかな?空港のなんとも言えないワクワク感大好き。あの高揚感はどこから来るんでしょうか?

福岡と言えばラーメンでしょ?と言う勝手な先入観に則り、福岡空港にあった「ラーメン滑走路」と言う謎のラーメン横丁でモヒカンラーメンを食す。店員さんは別にモヒカンではありませんでした!

そこから高速バスに乗り一路佐賀県は佐賀市へ。塩見大二郎夫妻にめちゃくちゃお世話になりました。晩ご飯はイカをいただく。呼子のイカだったのかな?なお写真はない模様。
ちなみになんと塩見先生は二重奏曲を書いて贈ってくださる、と言う半端ない歓迎をしてくださったのですが、私の練習不足と実力不足により時間内にノンミス演奏の録画ができないと言う苦い結末に、、楽しかったからいいや!と平気なふりしつつ、情けない気持ちでいっぱいです。本当にすみません。
Shallow and Narrowと言う、思わず口ずさみたくなる曲なのでよければ聞いてくださいね。さて1音間違ったのはどこか分かるでしょうか?(滝汗)
せっかく佐賀に来たので、翌日は少しだけ観光、ということで佐賀駅近くのホテルから15分くらい歩いて佐賀神社へ。佐賀荒神と言うことで竈の神様が祀られていました。私の地元も荒神さんで竈の神様なので、何か縁を感じます。

佐賀神社には立派な木も生えていました。こういう、昔からこの地を見守ってきました、と言う系が最近どんどん好きになっていく‥‥。関連記事:
時の流れに想いを馳せる話
佐賀荒神からもう少し歩くと、佐賀城跡へ。このあたりで時間切れとなり、写真を撮っただけですぐに退散とあいなりました。元々塩見先生に会うためだけに佐賀まで行って、他は何も予定決めてなかったからなぁ。ホテルに引きこもらず出歩いた時点で自分を褒めてあげたい、と思う自分に甘いおじさんであった。

その後福岡に向かい松下先生のレッスンを受講。こちらも、レッスンをお願いしていただけにも関わらず、レッスン曲の二重奏版を事前準備し重奏してくださると言う心遣いをいただき感涙する。塩見先生もですけれど、100の言葉よりも音楽を共に演奏すること、と考えて準備くださったのかな、と思うと心に来るものがありましたし、こういった瞬間のためにこそ練習も頑張ろうかな、と言う所存です。やっぱ重奏とかアンサンブルもっとしたいな。なお佐賀に続き福岡でも演奏はボロボロだった模様。いやイボ治療でi指使えないから多少はね?‥はい単なる言い訳です、すみませんでした。。
その後空き時間で福岡ペイペイドームを見たあと、隣接する謎のエンタメ施設
E・ZO FUKUOKA(イーゾ フクオカ)で一人絶叫アトラクションに没頭する!はずが雨のためつりZOを体験できず。仕方なくすべりZOだけやってきました、はい。というか傘持たずに散歩に行ったから、雨に降られまくってたいへんやったわ。見てよこの写真でも分かる曇天を。嘘みたいだろ、ホテルを出たときはキレイな空してたんだぜ?その後は馬刺しを食したり、とかなんとか、なお写真は(以下略)

最終日は少し足を伸ばして太宰府へ。この辺りが、九州で楠(くす)の木が原生する北限あたりらしいです。これは樹齢1000~1500年と言われる大楠。音楽でバッバとかクラシックとか聞くと背筋正したくなるけど、それっていっても数百年前、17世紀以降の話。こんな大樹とか神社仏閣とかはそれよりはるか昔からここにあるんだよな、って思えば、自分が不勉強だからと変に構えたりせずに、もっと気楽に付き合って見ても良いのかなぁ、なんてふと思ったり。

さて、太宰府といえば菅原道真公。かの有名な歌、『東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ』の元となったと言われる飛梅を見る。歌を見るまでこれが道真公の歌だとすっかり忘れていたことは秘密です。

飛梅伝説に由来すると言う、名物の梅が枝餅(うめがえもち)もいただきました。食べるまで梅味だと思いこんでいたので、普通に甘い餡で驚いたことは秘密です。

その後天神では赤のれんでラーメン定食を食べる。うまい!この味でこの値段はやばい、そら行列できるわ~。そして、店名の看板多すぎでしょ!どこ撮ったらいいんか分からんやないか!関係ないけど、天神とか祇園とか、関西と似た地名が多いの面白いですね。

最後はまた福岡空港から伊丹空港へ。帰りはボーイング社のB787で機内モニタも付いており、TRFの20周年ツアーのライブ映像を見て悶絶しながら帰ってきました。CRAZY GONNA CRAZY→EZ DO DANCE→BOY MEETS GIRL→survival dAnceとかアツすぎひん?2013年当時の映像で、みんなマスク無しで熱狂してるのもなんか時代を感じたわ。ちなみに写真の右は、手荷物で『金属の棒状のものは何ですか?』と止められたもの。咄嗟に上手に説明ができず、チーンって音を鳴らすやつですチーン、とかやってすみませんでした。『これは十手(じって)だな、曲者だぁであえであえー!!』とかやられたら今頃お縄やったぜ。

そして最後に、ANAのテーマソングでたる葉加瀬太郎さんのAnother Skyは本当に名曲。いってらっしゃいとしてもお帰りなさいとしても、どちらとしても完璧に胸に染み入る、意味がわからない。凄すぎる、そして大好き。
というわけで、出不精で家に引きこもっていられるおっさんが意を決して九州弾丸旅行にいき、元気をもらいギターをますます好きになった3日間のこぼれ話でした。音楽のこと、個別の曲や楽譜の話、ギターの地域性、たくさんのギタリストのこぼれ話、コンクールとの関わり方と、他にもたくさんの興味深い、そしてかけがえのない話もさせていただきました。それはクローズな会話として、自分の心に忘れず刻みつけておきたいと思います。松下先生、塩見先生、貴重なお時間を本当にありがとうございました。
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