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アンドロイド端末で外部マイクを使用する。スマホに直接USBマイクを接続するのがお奨め!

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みなさま、外出自粛が要請されて久しいですがいかがお過ごしでしょうか。私は、出場を予定していたコンクールが中止となりましたので、別途企画された動画コンクールに応募するためにUSBマイクについて調べ、購入しました。その内容を本日はお届けします。2020/6/16、サンワサプライのUSBマイク 400-MC015PRO の感想を追記しました。

目的:アンドロイド端末で外部マイクを用い動画撮影を行う


本稿の対象は、手軽に、かつ必要最小限の出費で 動画撮影を行いたい、それもアンドロイド端末を使用して。という多少マニアックな人を対象にしています。最初にお断りしておきますが、本当に音質にこだわるなら、相応のマイクと相応のオーディオインターフェースを買った方がよいでしょう。また、手軽にそれなりの環境を手に入れたければ、最初からiPhone/ iPadおよびその周辺機器を購入した方が確実です。手持ちのAndroid端末を有効活用したい。宗教上の理由によりApple社製品だけは購入したくない。元カノがiPhoneを使っていたので見ただけで涙がこぼれ落ちる。そんな人はぜひ参考にしてください。


結論: USBマイクをスマホにダイレクト接続すべし


外部電源を必要とするコンデンサマイクの方が音がいい、という前提でこの内容は書かれていることもご了承ください。(私はギター好きのガジェット好きですが、録音環境マニアではありませんので、そのあたりの原理や考察は他の方に任せます。)さて、私の推奨は、USBマイクを直接Android端末に挿して使用する方法です。USBとはUniversal Serial Bus(ユニバーサルシリアルバス)の略で、その名の通り「ユニバーサル:普遍的な、汎用の」規格です。なので、USB規格に則った機器同士であれば動作する、というのが本来の強みです。しかし、ことUSBマイクに関して動作対象に「アンドロイド」と書かれているものをほとんど見かけません。Apple社がiOSおよびデバイスを一元管理しているのに対し、多数の企業がデバイスを販売するアンドロイド製品は動作保証が難しいという点が如実に表れているようです。

外部入力に対応した録画アプリが必須


アンドロイド端末には厄介な点がもう一つあります。2020年5月現在、アンドロイド端末にプリインストールされているカメラアプリでは内部マイクを使うように設計されており、かつ外部マイクへの切り替えができません。そのため、外部入力を選択可能な動画撮影アプリを使用する必要があります。

外部入力を選択できるアプリとしては、"Open Camera" が最有力のようです。私も漏れなくこのアプリを使用しており、いまのところ不満を感じず使用できています。逆に言えば、「USBホスト機能を有し」、かつ「Open Cameraを使用する」ことができれば、アンドロイド端末でも問題なくUSBマイクを使用できる、と言うことです。Open Cameraの操作方法は本記事最後に記載しています。SkypeやZOOMなどのビデオ通話アプリも、デスクトップ版ではマイク入力切替ができますが、アンドロイドでは2020年5月現在対応していないようですのでご注意ください。

構成および概要


本稿で提案する構成案は3つ、その中で最初に述べたようにUSBマイクを使う構成案①が最もお奨めです。
①スマホ本体+USBマイク(お奨め)
・スマホ本体:USB OTG対応(USBホストになれること)
・USBケーブル、必要に応じてUSB変換コネクタ
・USBマイクにはスマホから給電

②スマホ本体+外部電源供給機器+4極端子
・スマホ本体:4極3.5mmジャック
・オーディオインターフェース:マイク給電用
 これは、安価に済ますならTASCAM社製iXZ 一択のように思います。

③スマホ本体+電源不要なマイク
・スマホ本体:4極3.5mmジャック
・電源不要なマイク(プラグインパワーマイク、電池駆動マイクなど)

それでは、順番に各構成の詳細を見ていきましょう
クラシックギターの印象が変わる!オススメのカッコいいソロ曲 7選

①スマホ本体+USBマイク(お奨め)


USBマイクを購入し、それを直接スマホに接続するパターンです。取り回しの楽さから、これが最もお奨めできる組み合わせになると考えます。

構成図




メリット
・必要機材が少ない
・ノイズが少ない
・コストパフォーマンスが良い

デメリット
・スマホのOTG対応事前確認が必要
・ハーネスやコネクタの選定中に不安になる
・動作確認に失敗するとマイクが文鎮化する

予算
・USBマイク次第だが、1万円~1万5000円程度


USB OTG(On-The-Go)対応の確認


スマホに対して直接USBマイクを接続し、スマホから動作認識および給電を行います。動いてしまえばこれが圧倒的に便利。まぁデメリットは、モノを購入して動かすまでのもので、いったん動作に成功すれば本構成が圧倒的によいです。USB OTG(On-The-Go)に関しては、下記サイトで簡潔にまとめられています。これまではデバイスがホスト(親)かクライアント(子)かを事前に決めていたのを、誰でも親にも子にもなれるようにしておいたら便利じゃない?という仕組みです。(この記事読むまで、USB On To Goと間違えてましたわ~~汗)
サンワサプライ: https://www.sanwa.co.jp/seihin_joho/otg/index.html

お手持ちの端末がOTG対応かどうかは、機種品番で調べる以外に「USB OTG Checker」を使用する方法があります。
USB OTG Checker: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.faitaujapon.otg&hl=ja
動作する場合のスクショはこんな感じ。
20200504130707664.jpg

TypeCコネクタを使用しているものは、基本OTG対応しているはずで、TypeC-TypeCが一番わかりやすい組み合わせです。ただし、TypeCは比較的新しい規格のため、対応USBマイクも値段がまだ高い傾向があります。変換コネクタはワンコインから買えますので、そちらを用いる方式でよいのではないでしょうか。私がこの記事を書くにあたり動作確認したのは、サンワサプライのプロフェッショナルUSBマイク 400-MC015PRO です。Xiaomi製Mi Mix3との組み合わせで、問題なく動作しました(iPhone使わずにこんなマニアックなスマホ使っているから、こんなに調べるはめになるんです・・)。

USBマイクの候補


他のマイク候補としては、価格と性能のバランスという意味では マランツ社MPM-1000Uオーディオテクニカ社AT2020USB+ が圧倒的なようです。ただし、圧倒的なコスパなだけあって、品不足気味です。在庫があるなら、あるいは気長に待てるなら、この2種類でしょうか。少し値段が上がった、サンワサプライ社の 400-MC015PRO は在庫がありましたので、私はこれを購入し使用しています。厳密に言うと、私がアンドロイド端末から動作確認したのはこのマイクだけとなりますのでご注意ください。原理的には、他のUSBマイクも動作するはずです。後述するXLRコネクタ仕様のものと、見た目も品番も似ていますので注文の際はくれぐれもご注意ください。



サンワサプライ 400-MC015PRO のお奨めポイント


私が実際に購入したサンワサプライの400-MC015PRO も、スマホで使うと言う観点ではかなりオススメです。マイク本体に様々な設定ボタンが搭載されていて、その場でマイク音を聞きながら調整までできてしまうところがかなりポイントです。
・指向性をスイッチで簡単切替
  単一指向性/ 無指向性/ 双方向性/ ステレオの4モード。私はもっぱらステレオモードばかりですけれど。
・ダイレクトモニタリング機能搭載
  マイク音声をパソコンを介さず直接ヘッドホンで試聴可能
・ヘッドホン音量/ マイク音量の調整ツマミあり
  ダイレクトモニタリングと組み合わせると、直接録音状態を確認できるので、楽に録音環境を構築できます。本機種には他にもハイレゾ対応と言う謳い文句がありますけれど、これは入出力が非対称になっていて強みとしては少し中途半端。また、ASIOにも非対応なため、本格的なDTM用途としては完全に代替するには少し貧弱でしょう。しかし、そのあたりも理解した上で購入するのであれば、別に欠点と言うほどのものではありません。

ちなみに、フリーソフトのWaveSpectraを使って周波数特性ちらっと確認してみました。青色が400-MC015PRO、赤色がSurface Pro2の内蔵マイクです。暗環境ではなくクラシックギターでソルのエチュードを弾いてる瞬間ですが、中音域で20dBくらいはSN比が良化しています。これだけ差があるとヘッドホンで聞いたときにはしっかり差が分かりますね。特にステレオモードでは、立体感(奥行き感)も感じられるようになり、スマホとマイクだけの簡易環境としては個人的に大満足です。


周波数特性的には400-MC015PROの方が高域が悪化しているようにも見えますけれど、実際に聞いてみるとそんなに気になりません。むしろ、中音域の音圧が不足する分、SurfacePro2の方がホワイトノイズが気になります。

400-MC015PRO での録音動画も公開していますので、良ければ聞いてみてくださいね。動画コンクールに応募した都合上、最初にお辞儀してたりして音が出るまで時間がかかりますがそこはご容赦を。。
https://youtu.be/GUKNEkyRGTw




②スマホ本体+ファンタム電源マイク+外部電源供給機器


マイクをUSB機器として接続するのでなく、音声機器として使用するパターンです。

構成図




メリット
・マイク単体の価格がUSB対応マイクよりも安い
・ファンタム電源マイクの在庫状況が、USB対応マイクより多少まし
・本格的なDTMに目覚めたとき、PC環境への転向が容易
デメリット
・オーディオインターフェースの選定が必要
・オーディオインターフェース用の電源/電池も必要
予算
・後述iXZを使うなら、全部で1万円~1万5000円程度



本構成なら、オーディオインターフェースは iXZ 一択ではなかろうか


この構成の弱点としては、「どうせオーディオインターフェース買うんなら、もうPC環境に移管しろよ・・」という呟きが聞こえるとか聞こえないとか。。いや、でもアンドロイドでいい画質の録画ができるんだもん!音声別撮りで後から編集するのとか大変だもん!そんなあなたに、安くてファンタム電源に対応する製品があるんです、 TASCAM社のiXZ。私がこの構成を残したのは、この機材を発見したからです。これ以外のインターフェースを購入するのなら、もうPC環境を構築した方が早いんじゃないかな。この製品も、販売店の売り文句的には「iPad iPhone iPod touch用」と書いていて、「Android」と書かれていないパターンが散見されます。けれど、CTIA対応なら別にAndroidだって動く(はず)。動かない理由がない。あ、4極ジャックにはCTIAとOMTPの仕様が混在していますけれど、iXZはCTIAですのでご注意ください。


4極プラグの注意点: サンワサプライ https://www.sanwa.co.jp/product/input/headset/index.html より引用
CTIA_OMTP.jpg



ファンタム電源マイクの候補


ファンタム電源を使用したマイクとしては、前述のマイクの無印品である、 マランツ社MPM-1000オーディオテクニカ社AT2020 が評判が良いようです。それぞれ末尾の「U」および「USB+」がなくなり、キャノン(XLR)コネクタ仕様となります。USB I/F、A/D変換等を削除した分、コストは安くなる傾向にあります。前述のUSB接続仕様のものと、見た目も品番も似ていますので注文の際はくれぐれもご注意ください。

いったんオーディオインターフェースを安価に済ませつつ、将来的に少し良い製品に買い替えていきたい、、そんな方におススメできる構成です。iXZの弱点は、電池駆動なことでしょうか。単三電池二本で、公式では『約15時間、ファントム電流5.0mA時(EVOLTA)』となっています。本気で録音しだしたら、15時間って結構しょっちゅうな気がするんだよなぁ。



③スマホ本体+電源不要なマイク


メリット
・安価なマイク繋げるだけでよい
デメリット
・中途半端じゃない・・?
予算:3,000円以内でも選択肢あり



構成としては少し中途半端か・・?


まぁ、これもありっちゃありだけど、まぁどうなのかなぁと。。手軽さとしてはありですが、あまりお勧めしないので構成図も省略させていただきます。一応調べた限りでは、「AT9913iS」とかは使えそうですけれど、4,000円程度はしそうです。これ以上安いものは、そもそもジャックの仕様が記載されていないこともあるので、あえて選んで購入するなら、少し予算を増やして選択肢①②から検討するのがよいのでは、と思います。ご購入の際には、スマホとマイクの端子がCTIAなのかOMTPなのかきちんと確認してください。このあたりの価格帯になると、ジャックの規格がかかれないものもあるので注意が必要です。


動画撮影アプリ"Open Camera"の設定


最後に、外部音声入力の設定を変更できるアプリ、"Open Camera"の設定方法を説明します。アプリのインストール、ビデオ設定⇒オーディオソースで「外部入力」を選択するだけです。これは、構成①USBマイクの際も、構成②③などオーディオ端子入力(CTIA入力)した際も、どちらでも同じです。

⓪アプリをインストール


下記リンクのGoogle Playからどうぞ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.sourceforge.opencamera&hl=ja

①インストールしたアプリを立ち上げ、設定(歯車)を選択


画面は愛用のSurface Pro2で本ブログを書いているところです。


②「ビデオ設定」を選択




③「オーディオソース」をタップし「外部マイク」を選択




④マイク入力のモノラル/ステレオに応じて、下記「オーディオチャンネル」設定も変更してください




どうでしょう、これで外部マイクを認識し動くようになったはずてす。アンドロイド端末で外部入力マイクを使い、快適な動画撮影ライフを楽しみましょう♪
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