2022/12/22
登山って登りよりも下りの方がしんどいんだよ。
『登山って登りよりも下りの方がしんどいんだよ。』若い頃にアルピニストを目指していたという彼は、そう語った。
『どうしてですか?』当時まだ中学生だった私は尋ねた。『登りの方がたいへんじゃないですか』
『見てご覧。遠くに麓が見える。僕たちはあそこまで歩いて行かなくちゃならない。』大分県の九重連山を下る道中だった。天気が崩れるまでに下らないと、と少し急ぎながら、彼は教えてくれた。
『登りは目の前に坂があるから、足元を見ながら一歩一歩進むしかない。そうやって進んでたら、いつの間にか頂上に着くんだよ。でも、下りでは、こうやって遠くまで見渡せるでしょ?景色が良くて最初は気分がいいのに、ふもとに全然辿り着かない。』
だから君は、遠くを見すぎずに、足元を見て一歩ずつ進んでいけばいいんだよ。山を登るときのように。そう彼が続けたのかは、実は定かではない。むしろ、後日私が頭の中で付け足した可能性の方が高いように感じる。子供が好きで山が好きだった彼は、登山中に人生訓を垂れる人ではなかっただろう。綺麗なはずだった景色も、大切なはずの会話も、いつの間にか朧気になってきてしまった。それでも私は、この時の情景を今でも大切にしている。
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さて、ギターの練習をしていると、全然上手くならない、どころかむしろ下手くそになったように感じる時があります。これはいくつかの可能性が考えられます。けど、落ち込まずに自分を励ましていこうぜ、っていう記事です。
要点:
・本当に下手になってないかの注意は必要。
・実際には上手くなっているのに、成長を感じられていないだけの可用性もあり、その内訳は、
①練習により目標が高くなり、現在地とのギャップが大きくなる
②今出来ていない内容が明確になり、その課題意識から目標が遠のいて感じる
・ここが出発点。踏み出す足はいつだって始めの一歩♪
以下、上記内容の詳細をつらつらとだらだらと細かく述べます。